こうちゃんの仕入れ旅レポート 『魚沼の農家さん〜八木さんと森山さん編〜』
こんにちは!The SUZUTIMES 編集部の これえだ です。
早いもので4月も半ば。桜の開花も進み、天気予報では「夏日」というワードも耳にするようになりました。
春といえば、この時期だけのおいしさがたくさん楽しめる季節!
冬が長く、雪深い新潟では、まさにそんな時期を耐えて耐えて・・・ようやく来た春を最大限に楽しもうとする気持ち(食材)が強い気がします。
特にこの時期の醍醐味といえば、「山菜」!!
実は、新潟(特に雪深い魚沼エリア)では、美味しい山菜が他の産地よりも長い期間楽しめるということをご存知ですか?
今日はSUZU GROUPの本拠地である長岡のスタッフ たなべ(通称:こうちゃん) が、そんな春だけの食材を仕入れに魚沼の農家さんを訪ねた時のレポートをご紹介します。
季節は少し遡り、まだ長岡に雪が降っている頃。
冬ど真ん中よりはだいぶ暖かくなってきたものの、路肩にはしっかり雪が残る晴天の中、ちぃぼうカー(仕入れの際に使用するミニバン)を走らせ、お野菜を仕入れに南魚沼へ。八木さんと井上農家さんに会いに行きました!
今回の目的は、にんじんとウルイ。
どちらも一足先に春の訪れを感じられる食材です。
まずは八木さんの紹介から。八木さんは南魚沼に住んでいらっしゃり、奥様と2人で農業を営んでいます。
八木さんのお野菜のこだわりは、無農薬野菜であること!お人柄を見ていても、自然をよく見極めて、自然と共存している方ということよくがわかります。
そんな八木さんは奥様ととても仲が良く、仕入れに行くと必ず笑顔のお二人が出迎えてくれるという、ザ・おしどり夫婦!
野菜の話から普段の他愛のない話、たまにギャグも言うような、とても気さくで良くしてくれる農家さんです!
し、奥さんはいつも行く度に何か食べ物をくれます(笑)
畑で採れたてのさつまいもを蒸してくれたり、この時はわざわざ桜豆乳プリンを作ってくださっていたり・・・!
これも楽しみの一つとして仕入れに行っています(笑)
八木さんは、SUZU GROUPに欠かせない農家さんのひとりです。
僕が入社した時点で既に八木さんからお野菜を仕入れていたので、お付き合いは10年以上になっているはず。
SUZUのスタッフで畑へお邪魔し、農作業のお手伝いをさせていただくことや(そんな時も必ず美味しいお土産を準備していてくれます。)GOOD FOOD FESTIVALでは出店者としてお力添えいただき、一緒に焼き芋を販売したことも。
お野菜を使わせていただくだけでなく、本当にさまざまな形でお世話になっている農家さんです。
面倒見のいい八木さん夫婦は、みんなの人気者です。
実は八木さんたちはこの時期に仕入れるようなお野菜は作られていないのですが、八木さんのおうちに農家仲間(森山さん)からにんじんが届く手筈になっており、その受け取りに伺ったのでした。
あのあたりでは八木さんのことを知らない人はいないんじゃないか?そう思わせる力のある方です。
ということで、森山さんとにんじんについても。
今の時期はさつまいもやふきのとうもお願いしてご用意いただくこともあるのですが、今回は楽しみにしていたにんじん・・・「雪下にんじん」を受け取りに行きました!
雪下にんじんとは、雪の中でにんじんを貯蔵する、雪国ならではの保存方法で冬を越したにんじんのこと。寒さから自分の身を守ろうとするにんじんは、栄養素をぎゅっと蓄えようとします。そうすることで、通常のにんじんよりも味が濃く、甘さの強いにんじんが出来上がるのです。
森山さんの雪下にんじんは全て手作業で掘り取りをしていらっしゃるそうです。
そのため傷もなく、とても綺麗なにんじんばかりを届けてくださっています。
雪を使った保存方法もそうですが、先人の知恵や農家さんの毎日の作業を考えると、ありがたいと思うと同時に僕たちも頑張ろうと、身が引き締まる思いです。
前半はここまで。
後半では魚沼を代表する山菜、ウルイについてをしっかりご紹介します!
たなべ