北の釣り人
朝焼けのなぎさ
あけぼの優しい日差しに
おもいが行き交う
北の釣り人
秋冷の磯浜
曙光が天を染め
墨絵の如く浮かぶ山並み
沖行く船に静寂と動
渚によせる 光る波は
夢を混ぜ合わせ
揺れながら輝いて
浅瀬をゆく孤高の釣り人
静寂を破り
その時 竿がしなり 糸が走る
銀鱗煌めく鮭が跳ねる
暁に染まる海の男のシルエット
暁に染まるオホーツク
熱い北の釣り人
たそがれ老人の余談ですけど
むかし車中泊で 秋の旅をしていた時 網走市二ツ岩ハイラギ浜に立ちよった時の 早朝の浜の風景 フォトブックの記憶を巡る旅