追憶の旅
伊豆の恋人岬
白雪まとう 雪見富士
凛と見下ろす駿河湾
幸せ願う金の鐘
遥かに見える 富士
ひとみ凝らして 見えないものは
ひとみを閉じて 胸で観る
二人で鳴らす 金の鐘
グアムの恋人岬の銀の鐘 二人で鳴らせば
この上ない幸せが訪れると三点鐘
そんなはずじゃなかった
愛にはぐれた 男には
その名もかなしい 恋人岬
今の私には 廻り岬よ
たそがれ老人の余談です
15年前 64才(2009年)の時 10月24日秋田港から完全車中泊で日本一周を目指す 基本一筆書きで海岸線を行く 県庁写真を撮る 後は気ままな一人旅 秋田から青森・三陸を経て房総まわりで 三浦半島を巡り 11月20日に此処 伊豆の恋人岬に カップルが鐘を鳴らす 私は隣のメガネ記念碑からの覗き見富士を
1回目の鐘で自分の身を清め
2回目の鐘で相手の心を呼ぶ
3回目の鐘で二人の愛を海に誓いう
二人の行く末 想うと詩になる