ワシの巣

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ワシの巣

エッセイを書いてます ・定期更新(毎週日曜.全文無料) ・歌詞考察 エンタメの感想なども書きます。 小説家になることが目標です。(NOVEL DAYS:詳細はXで!)

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    毎週日曜に更新しているエッセイです。 全て無料で読めます。投げ銭もできます。 ( 番号を振り始めた2023年6月以降のものから入れています。)

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    ヲタクによる個人的妄想解釈です。 お手柔らかによろしくお願いいたします。

  • 自分語り強めの感想(映画、本、アイドルなど)

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星野源と若林正恭と

なぜ、自分がnoteを始めようと思ったのか。それは今から4年前にさかのぼる。 と、その前に7年前の話をしよう。当時中学3年生だった私はアニメにはまり、特に声優さんのラジオをとにかく聞き漁っていた。アニゲラ!ディドゥーーンや胃痛ラジオをはじめ、音泉や響などを使ってとにかく聞いていた。しかし、その中でも一番聞いていた番組は声優さんではなく、「鷲崎健」という人のラジオである。 2h(超A&G+)や思春期が終わりません(当時は響、現在は超A&G+)をとにかく聞いていて、思春期が終

    • 土産話(11月エッセイ②)

       人への差し入れやお土産を渡すということに苦手意識がある。まずお金がかかる。  高校生の時に、部活の同期の誕生日をみんなでお金を出して祝おうという話が自分の知らないところで進んでいた。お菓子リュックという当時流行っていたものを作るために「ひとり500円徴収します」と言われた。誕生日の2日前に急に言われても、月のお小遣いが2000円だったのでしばらく渋った。  最終的には支払ったけど、勝手に決められたことにお金を取られるのには納得はしていなかった。人のために何かすることは不条理

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      • 人見知りは繰り返す(11月エッセイ①)

         人付き合いが一向に上手くならない。会社の場や知り合いが多いところでポツンとしている時の立ち方や自然な表情が何か分からなくなる。仲の良い人と喋っている時に、苦手な人が入ってくると、心の底から笑えない時間が訪れる。こういう場合にすぐ切り替えて、笑顔で乗り切ることができるのが人付き合いの上手な人だと思う。  気難しいと感じる人とたまたま意気投合して話が盛り上がることがある。しばらくすると、相手の得意ジャンルの話に歯止めが効かなくなって、収拾がつかなくなる。知らない固有名詞がマシ

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        • 地元の本屋が閉店した (10月エッセイ④)

           地元にずっとあった本屋が閉店した。駅前の大きな本屋だった。  物心ついた頃にはすでにあった。古い記憶では1階にパチンコ屋が入っていた。気づいたらパチンコ屋は閉店していて、1階も書店の売り場になっていた。  振り返れば思い出がたくさんある。小学生の頃にポイントカードを紛失して、当時電話番号や名前を記入していたから再発行ができた。どうせそんなに溜まっていないだろうと思ったら、100ポイント溜まっていた。  最近はポイントカードが廃止になって、どこかのポイントサービスに統合され、

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        星野源と若林正恭と

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          コミュニティが別の人には気を遣おう(10月エッセイ③)

           べいびーわるきゅーれナイスデイズを見に行った。面白過ぎて1日に2回見た。その日は元々3本の映画を見る予定だったけれど、無理矢理スケジュールにねじ込んだ。  シリーズを通して主人公2人の社会の馴染めなさは相当なものだった。冬村という作品史上最大の敵である凄腕の殺し屋も主人公2人に匹敵するコミュニケーションの取れなさだった。  冬村がお願いしてサポートについてもらった殺し屋を、戦闘中に冬村自らが容赦なく殺してしまう。サポートに送り出してくれた殺し屋の組合に対して、起きた出来事を

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          コミュニティが別の人には気を遣おう(10月エッセイ③)

          ガタンゴトン(10月エッセイ②)

           先日、ライブの遠征をするために始発で羽田へ向かった。まだ暗く人通りの少ない商店街をゆっくりと歩き、来週閉店する駅前の本屋を裏手から写真に納めた。少し感傷に浸りながら改札を抜けると、オール明けの大学生が10人くらいがやがやと溜まっていた。  始発の電車はすでにホームに到着していて、出発にはまだ5分ほどあった。乗換駅まで仮眠を取りたかったので、このままオール明けの集団がもうひと盛り上がりして、始発を1本見送ってくれたら、と淡い期待を持ちながら目を閉じた。  それは所詮淡い期待

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          ガタンゴトン(10月エッセイ②)

          叫びそう(10月エッセイ①)

           会社から受けるように言われた資格試験、最後のひとつにようやく合格した。  以前のエッセイを見返すと、先輩社員から早く受けろと執拗に煽られていたのが3月。書いていない話だと、マウントを取りたくて仕方ないだけの同期に、新人5人とプロジェクトのリーダーみんなの前で「ワシの巣くんには早く取ってほしいんだよな~」と密かに悪意の込められたいじりを受けたのが7月。受験時期を引き延ばしに引き延ばしてやっと受けた試験が不合格だったのが8月と振り返ると、長い道のりのように感じる。  通勤中も

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          叫びそう(10月エッセイ①)

          料理する?(9月エッセイ⑤)

           自炊の話になった時に、自分で料理作る?と聞かれたら、「作ります」と答えている。  ただ、作っているレパートリーはかなり少ない。自分用にしか作らないから特に問題はないが、最近はパスタと半熟のオムライスしか作っていない。たまに家族にも作る時に困る。基本的に冷めたら美味しくない。出来立てと数時間後では味に雲泥の差が出るものしか作れない。果たしてこれは自炊に入れていいのかと迷う。「作ります」と答えると、実家暮らしなのに偉いと褒められるので、気を良くしてしまう。  そう考えると、遅

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          料理する?(9月エッセイ⑤)

          なんかあれ(9月エッセイ④)

           昨年から悪化した切れ痔が今もまだ辛い。  1年前、消化器科に行ったエッセイを書いた後も、何度か通院していた。軟膏を使ったら少しの間だけおさまって、また元の状態に戻るの繰り返し。痔になった時点で覚悟はしていたけれど、辛いものは辛い。もはやトイレに行くこと自体が億劫になり始めている。  お医者さんにあまりにも出血がひどいので心配なんですけど…と訴えたら、「でも大腸検査とかしたくないでしょ?」と言われた。何もないことを確認して安心したいんだけどな…と内心思いつつ、たしかに出血以外

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          なんかあれ(9月エッセイ④)

          本日の投稿遅れます。 申し訳ありません。

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          快適慣れ(9月エッセイ③)

           部屋で本を読んでいると、スズムシの鳴き声が聞こえてきた。季節はすっかり秋だ。クーラーを25度に設定した部屋の中で季節を感じていた。  6月くらいから家にいる間はエアコンを切った日がない。 外に出ると、人よりも余分に汗をかいている気がする。元々汗かきだけど、こんなにも暑さに耐えられなかっただろうか。もはや室温25度でも寝汗を異常にかいている。体感温度も汗腺もバカになっているのかもしれない。  中学生の頃、冷房はいつも2時間のタイマーをつけて寝ていた。夏休みに一度だけ暑さに耐

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          無駄遣い(9月エッセイ②)

           ストレスが溜まってくると、お金をガっと使いたくなる。  高めの服を買ってみたり、本や漫画を一気買いしてみたり、数万円パァンと叩きつける行為には快感がある。  欲しいものが手に入った喜びは大きい。ただそれ以上に、口座から大きくお金が減るのを見ると、スーッとストレスが引いていって、なぜか生きる気力が湧いてくる。  最近はパチスロを打ちに行くようになった。お金が減る速度が抜群に速い。台を打っている間は無になる。財布の中身も無になる。 僕はジャグラーという台しか打たない。ジャグラ

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          ディス、陰口(9月エッセイ①)

           大学生の時、フリースタイルバトルの動画を見ているという話をした。そしたら、サークルの女の子に、「えー、あれって人の悪口言うやつでしょ。私そういうの嫌。」と言われた。まぁたしかに、相手をディスるのはバトルの要素だから、間違ってはいないし、それが受けつけ難いという気持ちは理解できる。  だけど、その子がサークルの先輩に対して、テクニカルな悪口をよく言っていることを僕は知っている。陰で悪口を言っていることをその場で指摘するわけにもいかないので、苦笑いでやり過ごした。  裏で悪口

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          ディス、陰口(9月エッセイ①)

          来た道の眺め(8 月エッセイ④)

           RHYMESTER の「人間交差点」という楽曲の中で、「アホンダラな輩ばっかだからと不平タラタラ…なのは互いにおあいこだからやたらキレちゃただのヤバいコだから」というバースが出てくる。  無数の他人同士が同じ空間で生きている以上、絶えず衝突は起こる。けれども上手いことぶつからずに何とか過ごしている。イライラすることがあっても、何とか自分で機嫌を取ってやり過ごす。 子供叱るな来た道だ、年寄り笑うな行く道だという言葉が示すように、自分だって相手に同じことをしてしまっているかもし

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          来た道の眺め(8 月エッセイ④)

          有難み(8月エッセイ③)

           最近どれだけ眠っても疲れが取れない。家に帰って20時に寝てみる。4時ごろお風呂に入って、ベッドで少しスマホをいじる。小休憩を経て、活動を開始しようとすると、強烈な眠気が来て、結局家を出るギリギリまで寝ている。最近も似たようなことを書いた気がする。  睡眠時間を長くしても、お風呂にしっかり浸かってみても、なかなか目覚めが良くならないので、ビタミン剤に手を出してみた。眠りが深くなるとか、寝起きが良くなるという情報をSNSで見た。試してみたら、2、3日で結果が現れた。前よりも良

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          有難み(8月エッセイ③)

          親愛なるお友達(8月エッセイ②)

           唐突だけどスパイダーマンが好きだ。  サム・ライミ版からトム・ホランド主演のスパイダーマン、アニメ映画のスパイダーバースも自分にとって大好きな作品になっている。  どのシリーズでも、スパイダーマンたちが最後には前を向いて進んでいくところが好きだ。  特にトム・ホランド主演の3作目ノー・ウェイ・ホームでは、救おうとした敵の裏切りによって大切な人を失い、最終的に決着はついたものの親友と恋人には存在を忘れられてしまう。それでも最後には、事件を聞きつけ、スパイダーマンとして現場に

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          親愛なるお友達(8月エッセイ②)