書く内省日記②〜落ち着き、俯瞰〜
平日の午後。頭の中が溜まった仕事のことでいっぱいになっていた。オーバーフローする前に休もう。ポールペンとスケッチブックを持って、誰もいない休憩場所をさがす。明るく暖かな太陽の光が差し込む窓際の場所を見つけ、誘われるように椅子に座る。太陽の光に包まれるのを感じながら、自分に意識を向ける。深く息を吐いた後、スケッチブックを広げ、ボールペンを握る。タイマーをセットし、スタートさせる。
「仕事」を紙面の中心に書く。「仕事」を起点に自分が担当する「プロジェクト名」を周りに書き出す。「プロジェクト名」を起点にそれぞれに関連する「やること」を同じように書き出す。思いついたことをとにかく目に見えるようにする。意識に逆らうことなくポールペンを走らせる。次第に書くことへの集中力が高まる。同時に意識が今後から今に塗り替えられる。
タイマーの振動にとともに手を止め、キャンパスを見る。書く前に頭に思い描いていたより、抱えていたことがたくさんあることに気づく。やるべきことが全く整理されていなかった。でも今気づけて良かった。それぞれの仕事がどの段階にあるか把握でき、全仕事の重みづけとやることを書き出せた。現状を落ち着いて認識し、冷静に次の行動を踏み出せるしようになった。
30分にも満たない作業だったが、自分の状況を全体俯瞰できた。書くことで頭の中がスッキリした。この瞬間への集中力も回復した。さあ、自分のデスクに戻ろう。太陽の光に励まされ送り出されるように、ゆっくり椅子から立ち上がり現場に戻った。
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