健全なスポーツの結果を運(くじ引き)に任せていいのか? ドイツはPK戦を一生懸命研究してほとんど負けなくなった
サッカーというスポーツは90分間の死闘です。まさに命を削るような激しい戦いです。それにも関わらず、勝負の決定には引き分けが異常に多い競技です。そこに運的要素が多少なりともあるPK戦というルールを取り入れているゲームがサッカーです。
「PK戦はくじだ」と言う人にお尋ねしたいです。
もしサッカーのPK戦が運ならば、そのような死闘の結果を
「運任せ(くじ引き)」
にしてもよいのでしょうか?
つまり、
「実力ではないところで勝負の決着が決まることに納得ができるのですか」
ということです。
私は、
「サッカーのPK戦には運的要素はあるがその割合は少ない」
と考えています。
そのことを示したような記事とデータが見つかりましたので、リンク先の記事をご覧下さい。当記事でも一部だけ抜粋しておきました。
なお、これらの記事の信憑性は不明ですが、ここまで書くのですからおそらく真実のはずです(笑)。
「4年前の反省はカウンター。今回はPK戦」「選手に任せたのは残念だった。監督が自分で決めなきゃダメ」第1キッカーを任せたかった選手【日本代表のカタールW杯「ベスト8の壁」クロアチア戦後、未来への激論】(4)
「日本は相手よりすごく走る」辛口のカッサーノが森保ジャパンに賛辞!「非常に良い試合をした。PK戦はくじだ」【W杯】
この記事では「PK戦はくじだ」だと断言しています(笑)。
私は賛否両論があっていいと思っています。建設的な議論を重ね、それらが日本サッカー代表のより良い未来へ繋がるのであれば、感情的にならずにその議論をぜひとも進めてほしいものです。
賛成者も反対者も日本のベスト8以上を願っていることは同じです。
本田圭佑「蹴りたいやつが蹴ればいい」とPK立候補制に賛成 クロアチアGKを高評価「俺も外してたかも」
本田圭佑さんは記事の中で「ブラジル代表が高校生にも負けるようなこともありえるのがPK戦だ」と発言しています。私もこの考えには共感できます。それでも、少なくとも100回中80回はブラジルが勝つと思います。あるいは、90~95回ぐらいブラジルが勝利するかもしれません。
昨日も書きましたが、データを駆使して頭を使ってPK戦対策を行った場合、実力が伯仲しているのであれば、より精密な研究を行っている方が勝ちやすいです。これは野球やバレーボールなどと同じではないでしょうか。
<今日の3行日記>
FIFAワールドカップでは、クロアチアがブラジルをPK戦で破ったそうです。私はブラジル人がそれほど頭を使っているとは思っていません。ですから、延長戦でも引き分けならばこの結果もありえると予想していました。
最後に
上の<今日の3行日記>の補足ですが、ブラジル人がAIを駆使してサッカーをしていないだろうというのは、私の勝手な思い込みです。また、これは人種差別ではありません。ブラジル人は親日が多いですから、私もブラジルが大好きです。その点は誤解のないようにお願いいたします。
また、勝負の世界は、相手に実力を出させない能力も必要です。クロアチアの監督や選手はその点が非常に優れているのかもしれません。そして、それらもまた相手のサッカーをより研究しているからこそできることです。
クロアチアは人口が390万人しかいません。それでも、2億人を超えるサッカー王国ブラジルに勝てるのです。これは強運だけでできることではないです。相手の力を抑えながら自分たちの実力を出し切ることが巧みなのです。日本がドイツやスペインに勝利できたことも同様だと考えています。
ちなみに、私は若い頃に、将棋という頭脳ゲームで、金星や大金星が多かったです。これもまた、相手の実力が出ないように最善の努力と工夫をしたからできたことです。
今日の記事はここまでです。
最後までご覧いただきありがとうございました。