【2021読了4冊目】ナガサレール イエタテール 完全版
読まずに放置している本が溜まる一方なので
「noteにアウトプットするためにインプットしよう」
みたいなマインドセットで読書すれば進むんじゃないか、という挑戦。
感想の中にはネタバレもおそらく含むので、それがイヤな方はこの先には進まないでくださいね。
早速4冊目。ナガサレールイエタテール 完全版。
Twitterで目に留まってポチった。
積ん読消化ではなく、「積ん読を消化せずに新しく買っちゃった本」である。まぁそういうときもある。
実家の母と祖母が津波に流され、家を再建するまでのエッセイマンガです。10年経っても、20年経っても、たくさんの人に読んでもらえたら嬉しいです。まずは1話をどうぞ。#ナガサレールイエタテール
— ニコ・ニコルソン (@niconicholson) March 6, 2021
(1/3) pic.twitter.com/SRaBk6VuAr
ニコルソンの実家は、宮城県の海沿いの町、山元町。2011年3月11日、この町を未曾有の大津波が襲った。「生まれ育った土地に帰りたい」と願う婆ルソンのため、全壊判定の被害を受けた家の再建を決めた母ルソンとニコルソン。大工が足りない、お金が足りない、いろんな問題にたくましく立ち向かうニコ家を、更なる激震が襲う…!
何を書いてもガチネタバレになってしまいそうなので、そうならないような感想を書き残しておくと、
・海外在住で、日本にいる身内にこの手の震災が起きたら大変だろうな
(連絡先どうするか、一時避難先としてマレーシアで迎えてあげられるか、でもコロナだとそういうのもかんたんに行かないだろうし)
・海外在住で、日本にいる身内に介護問題が発生したら大変だろうな
(私は長女、夫は上から2番めの長男)
震災はわからないけど親の介護問題はかなり高い確率でやってくる。「元気でぽっくりが一番いいよね」というのは、自分に対してもだし親に対してもそう思う。
・家を再建できる資金があったのは不幸中の幸いだと感じたけど、持ち家の人は、多かれ少なかれ自分の家に保険をかけるものなのかな。災害規模だったり掛け金によってもらえる金額も違うだろうとは思うけど。
こっちだと賃貸生活だし自分は家を買ったことがないからわからない。
・「津波被害にあった場所に家を建てるのか」と思ったりもした。私は先祖代々…みたいなのがないというか、私のルーツとしては日本に住み始めて3世代目の移民みたいなモンだし、自分自身日本から飛び出てしまったこともあり、「長年そこに住み続ける理由」というのがよくわからない。でも私がニコルソンさんと同じ立場だったら、元の場所に家を建てるのかもしれない。そもそも婆ルがたてた家だしね、婆ルのしたいようにするのがいいよね。
それに災害大国日本、どこに住もうが災害のリスクはあるので、その文脈だと「どこに住もうが同じ」なのかもしれない。
備えあれば憂いなし、とうことで、防災バッグの中身を久々に見返さないと。私はマレーシア在住で、おそらくこんな準備している人はかなり少数派だと思うんですけど(3.11規模の地震が来たら、間違いなくコンドは倒壊して死ぬと思う)、成田空港で被災した経験から&子どももいるし、なんかね、ちょっとしたものは玄関脇の物置に、バッグにあれこれ詰めて置いてたりします。過去の災害を忘れないようにというリマインドを兼ねているのかもしれません。
いいなと思ったら応援しよう!
