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何度でも読みたい。

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何度でも読みたい。noteで読ませていただいた、そんな記事をまとめています。
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2022年1月の記事一覧

見たことないスピッツを、レアな楽曲とともに。【「優しいスピッツ」ライブレポート 第3回】

見たことないスピッツを、レアな楽曲とともに。【「優しいスピッツ」ライブレポート 第3回】

取材・文=栗本斉 @tabirhythm /撮影=田中聖太郎 @seitaro_tanaka

 2021年10月某日。北海道の十勝・帯広にある旧双葉幼稚園を舞台に、松居大悟監督によって撮影された「優しいスピッツ a secret session in Obihiro」。WOWOWでの初回放送が終了したことを受け、このライブレポート最終回は、撮影当日の様子をたっぷりお伝えする。

※以下はセットリ

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提案の種が育つまでの時間。

提案の種が育つまでの時間。

これ以上は、踏み込めないしなあ。

どんなに関係の近い相手であれ、人間関係には「踏み込むべきでないライン」がある。たとえば、本の仕事をしているぼくは、わりといろんな人に「こういう本を書いてほしい」とか「こういう本をつくってみてはいかがですか?」みたいな話をする。それは大抵「チャレンジ」の名がふさわしいような、大変で、面倒くさい本だ。純粋に「この人の書いた、こういう本が読みたい」という提案であること

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スピッツが、目の前にいる。【「優しいスピッツ」ライブレポート 第2回】

スピッツが、目の前にいる。【「優しいスピッツ」ライブレポート 第2回】

取材・文=栗本斉 @tabirhythm /撮影=田中聖太郎 @seitaro_tanaka

【「優しいスピッツ」ライブレポート 第1回はこちら】

 スピッツを追ってやって来た北海道の十勝・帯広。
 今回のオリジナルライブの舞台となった旧双葉幼稚園にいることは、前回お伝えした通りだ。ロケーションとしてはこれ以上ないといえるほど、ユニークな場所である。秋の景色と相まって、ぼんやりと旅情にふけって

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生きがいの発見

生きがいの発見

□要約
「生きがい」は生きる意味、将来への期待、今ここで行われる挑戦、知らない間に育んできたものの現れ。「生きがい」の発見を人間が努力して一から作り上げていくものではなく、自分が何か大きなものに包まれているという実感から始まると神谷美恵子はいう。

苦しみや悲しみの経験の中で芽吹き花開く「生きがい」は、「自然」の与えるものとして発見される。人は大地の上に生きているのではない。大地に「生かされて」い

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冬芽を10倍楽しむ観察のコツ!「冬芽ハンドブック」を使って識別に挑戦

冬芽を10倍楽しむ観察のコツ!「冬芽ハンドブック」を使って識別に挑戦

Author:広沢 毅(稲城野草散策の会)

冬。冬芽シーズンの到来だ。

冬芽(ふゆめ・とうが)とは、葉を落とした枝についているカプセル状のもののことを言う。冬芽を分解してみるとわかるが、中には小さく折りたたまれた葉や花の蕾が入っている。

▲コブシの冬芽

▲コブシの冬芽の断面

小さな葉をむき出しのままにして、冬を越そうとしても、寒さで凍りついたり、鳥や虫に食べられたりして、春を迎えることは

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やさしさの麻薬性と、その分量の取り扱いについて

やさしさの麻薬性と、その分量の取り扱いについて

皆様明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

それで、新年早々、いきなり過激なタイトルなのですが、お正月に「やさしさの分量」についてすごく深く考える機会があったのです。今回、ちょっと「やさしさ」について踏み込んで書いていきます。

まず僕は個人的に、やさしさにはかなりの「麻薬性」があると考えています。どういうことなのかというと、やさしさというのは、「やさしさを与える側」、つま

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気になる本はありますか?「優しいスピッツ a secret session in Obihiro」とセットで読みたい本5選!

気になる本はありますか?「優しいスピッツ a secret session in Obihiro」とセットで読みたい本5選!

1月の番組テーマは、「優しいスピッツ a secret session in Obihiro」。

2021年、デビュー30周年を迎えたスピッツ。今回、大正11年に建築された国指定の重要文化財、旧双葉幼稚園園舎にてこの番組だけのための演奏が行なわれました。そのオリジナルライブをWOWOWで放送・配信します。

この度、スピッツのファンでもあるブッククラブ部長の幅さんが番組をより楽しんでいただくため

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