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②海外人材ドライバー採用のメリット・デメリットの考え方 Ex.社内合意形成の進め方


はじめに

こんにちは、SunaHiroです!
本日は3日連続投稿の2本目です。

〜前回1本目投稿冒頭の内容〜
本稿の結論を先に申し上げると、それなりの費用は覚悟すべき(デメリット)だが、人材が純増することで、事業成長を加速させられるなら有効である(メリット)と考えています。大雑把ではありますが、これらを3つの観点から整理してみます。

1.人材獲得難易度
2.継続年数と退職数(率)の関係  ※本日はここがテーマです
3.経済合理性

本日は3本仕立ての2本目ですが、ここから読み始めるもよしですし
1本目を見ていただいてからでも、どちらでも良いかなと思います!

継続年数と退職数(率)の関係

このテーマは非常にシンプルでして、結局のところ「従業員は何年継続して働いてくれているのか?」が重要であるということです。

例えば「入社から1年以内の退職率が30%」の場合と、「入社から3年を超え5年以内の退職率が30%」では、時間軸にもよりますが、顧客に向きあう従業員の数に加えて、顧客体験の品質や事故等のインシデント発生などにも大きな影響を及ぼします。

一番悪かった時期の当社離職数値を挙げます。
(今見るととんでもない数字です…)

  • 年間退職率40%(程度)

  • 1年以内の短期離職率 65%以上

この数値からは、入社から1年以内で辞めた従業員が多く、また定着もしておらず、全体の離職率を押し上げている事実が浮かび上がります。

少しだけ補足させていただくと💦直近1年程は離職率約15%、1年以内の短期離職率約5%程度まで改善しています。(過去の課題は何で、その打ち手についての内容は、いつか機会があれば共有できればなと思います)

要するに、従業員がどれだけ長く働いてくれる環境を作り、結果として離職率を減らすことにより、従業員を純増させることが企業として求められるということです。これを実現する上で様々な施策と努力が必要であり、それを永続していくことになります。

特定技能運転者の離職可能性を考える

少し話しがズレてしまいましたが、離職率を上記組織文脈の中で整理しました。その上で改めて特定技能運転者採用のメリットについて整理してみます。採用する分かりやすいメリットは、「採用した人材は(原則)5年間は継続貢献してくれる」ということです。

働いてくれる特定技能運転者の事情や、国別の背景はここでは割愛しますが、簡単に言えば目的を持って日本へ働きに来てくれています。個別に様々な事情を背負っているケースも多いです。そうなると日本人と比べ、(相対的
に)そう簡単に辞めることのない傾向が伺えます。

海外現地での企業説明会の様子です。彼らがなぜ日本に行きたいかを真剣に教えてくれました。

そうであるならば、従業員全体の純増計算もより精緻に近づけますし、離職が少ないことで事業成長に貢献できるというロジックが成立します。これは明確なメリットと言えます。

本日のまとめ

  • 従業員が長く働ける環境を提供する努力と取り組みが組織作りの出発地点

  • 従業員が純増し市場と需要ニーズに応える状態を作りあげる

  • 離職可能性の少ない特定技能運転者は従業員純増には有効な一手

次回3本目最終投稿に続きます!次の論点は"経済合理性"です。特定技能運転者採用の経済合理性って結局どうなん??の問いに、実際わたし達が答えを導き出した時の考え方とその内容です。↓↓

このテーマは、企業の方で新たなプロジェクトを立ち上げたいけど進め方に課題感がある、それこそ特定技能運転者プロジェクトを立ち上げたい、または検討している方には多少なりとも参考になるかもしれませんし…ならないかもしれません!(期待値を下げておきます🙇‍♂️)

お知らせっぽくなってしまい恐縮ですが、同じ運送業界において「組織作り」「制度設計」「海外人材採用」この3つの情報交換はしていきたいと考えていますので、ぜひお気軽に画像にあるメールアドレスまたは、noteの”クリエイターへのお問い合わせ”でご連絡いただけると嬉しいです。
※エージェンシーの方もご連絡お待ちしております!!

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