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体験会の反省 前編

こんにちは☀️
先日、職場で中学生に向けた体験授業を行いました。
題材の選定から本番までの日記(もどき)です。

本番前

理科の教員は基本的に実験をやることが多いので、私も専門の物理に関する実験をやることにしました。
私は教室でできるものを考えて、静電気を題材に実験を考えました。
期末試験から怒涛の成績処理、所見入力、プライベートではよさこいの練習をやってるうちに、本番の数日前。
さらに同僚から「夏は静電気の実験、上手くいかなかったですよ。」と助言が。
確かにー!!!
体感的にも夏は静電気を感じたことないですし、湿気が多いので失敗しそうな予感がしました。
とりあえずでんじろう先生と元氣先生などのYouTubeから静電気に関する動画をたくさん見て、扱う実験をピックアップしました。

①ストローをティッシュで擦ると、いろんなものにくっつく。
②電気クラゲ
(荷造りひもを裂いたものと下敷きがティッシュで擦られると、それぞれ負に帯電して反発する。それを利用して遊ぶ。)
③バンデグラフを使った実験
④エレキテルを使った実験

これらを予備実験して、題材を絞りました。
②だけはうまくいかず、荷造りひもで作ったクラゲがいつも私にくっついてしまうので、ボツになりました。

本番

当日は晴れました☀️
雨だと湿度が高くなってしまうので、本当に良かったです!
除湿機をガンガンに回して、できる限り乾燥した環境を作りました。
中学生と保護者の方合わせて40人ほどが参加してくれました。

まずは電気が最初に見つかったのはいつか?という問いを生徒と保護者の方にしました。
100〜500年前の回答が多かったですが、正解は約2600年前。
琥珀を布で擦ると、埃などがくっつくことを古代ギリシャの哲学者タレスが発見したことに由来します。

導入を終えて、実験を始めました。
①では擦る前と後のストローの様子を見せました。
擦る前はどの物質にもくっつかず、擦った後はホワイトボード、木製の棚、金属のロッカー、服にくっつくことを見せました。

③のバンデグラフは、学校にあるものを使いました。
ローラーによってゴムベルトを回転させて負電荷を運び、絶縁性の柱の上に置かれた金属球に溜めていくことで非常に高い電位差を作り出すことができます。
バンデグラフの球は負に帯電します。

バンデグラフ(右)と金属球(左)

まずバンデグラフに、シュレッダーした紙を近づけました。
すると、最初は引きつけられるものの、バンデグラフに近づくと反発しました。
次に、私がバンデグラフをずっと触っていると、髪の毛が浮かび上がってきました。
最後に、金属球をバンデグラフに近づけると、放電しました。

放電のイメージ

④エレキテルとは、江戸時代に平賀源内さんが修理をしたという静電気の発生装置です。
ちなみにどういう経緯で彼のもとにエレキテルが渡ったのかは不明です。

平賀源内さんのエレキテル
エレキテルの内部構造と仕組み

ハンドルを回すと、静電気を発生させることができます。
ハンドルを回す前はティッシュを近づけても何も起きませんでしたが、回した後にティッシュを回転ビンに近づけると引きつけられました。

長くなってきたので、次回に考察と反省を書こうと思います。
読んでいただき、ありがとうございました♪

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