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本当の感情は"怒り"の下に隠れている 分かりやすいアドラー心理学 その3

怒ってしまうこと、ってありませんか。

その後、
喧嘩になってしまったり、
怒ってしまった自分に自己嫌悪したり、
感情にまかせて怒ることは、
よい結果とならないことがほとんどです。


今日は、アドラー心理学による、怒りについてを解説します。


怒りの目的4つ

怒りの目的は、この4つのどれかに分類されます。

・支配
例:あなたはなぜ言った通りにやってくれないの?

・主導権争いで優位に立つため
例:なぜ、あなたの意見が間違っていることを認めないの?

・権利擁護
例:私の邪魔をしないで

・正義感の発揮
例:あなたがやっていることは間違ってます



本当の感情は"怒り"の下に隠れている


怒りは二次感情です


本当の感情は、二次感情の下、
一次感情にあります


あなたが最近、怒ったことを考えてみてください
その時、あなたはなぜ怒ったのでしょうか?


例えば、カッとなって子供を叱る
これは「子供が心配だから」という一次感情が二次感情の怒りにつながっています


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怒りそうになった時、相手にそのことを伝える方法


怒りはやっかいです。
怒りの感情は、
もっとも対人関係要素が強い二次感情、
と言われます。

解決法は、
怒りが自分の中にあらわれた時、
怒りではなく、
その怒りのもとになっている、
本来の一次感情を相手に伝えることです。

そのことにより、
相手との対話が成立をします。

例:あなたが心配だから言うんだけど
例:私はあなたの言動に傷つきました
例:あなたがそんな事をするなんて私は悲しいです


人の心の中は矛盾していない

「太ると分かっていても、飲んだ後のラーメンを食べるのをやめられない」
「ぎりぎりまで夏休みの宿題をほったらかしにする」


"分かっちゃいるけどやめられない"
という言葉があります。

これは、理性と感情は矛盾する、という表現です。


しかし、本当は、
理性と感情は矛盾をしていません。


例えば、怒り、という感情を例に出します。

上司が部下に、
"おまえは本当にダメ人間だな"
と毎日のように言い続けていたとします。
ある日、
とうとう部下がキレて、
怒りにまかせて上司に、
"お前の方がダメ人間だ"
と言ったとします。


これは、怒り、という感情で、
上司に放った言葉ですが、
この場合、
理性と感情の目的は同じです。

目的は、
「上司が、自分を罵倒することをやめさせたい。」
です。


人は、理性で物事を考えて行動をします。
しかし、
理性で考えていた時に、
行動を起こす前に、停滞気味になることがあります。

このような目詰まりを理性が起こした時、
それを補うために出てくるのが感情(非理性)の部分です。


心のシステムを知っていると、
”なるほど、今、理性が目詰まりを起こしているから、
自分に怒りの感情が湧いてきているのか。
この怒りのもととなっている目的(一次感情)は何だろう?”
と、
自分の心への対応が容易になっていきます。


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