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コエとコトバ

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人はなにを想い、なにを考えているのか
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#エッセイ

猫の眠り

何度も何度も耳元で 「にゃあ」と泣く。 そっと布団をあげると 体温で温まった空洞に 入って…

koko  ni
8か月前
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目の前の人は未来の自分かもしれない

明け方に部屋の扉が開き、次の瞬間、布団の中に人が入ってくる。 「あっ、来た!」 そこから…

koko  ni
4年前
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比較からはじまる幸・不幸

「あなたはまだマシな方よ」 このような言葉を受けた人が少なからず いるのではないでしょう…

koko  ni
4年前
14

カサブタになるまで

身体を動かさず、ずっとその場所に座り込む。 言葉も発さずに、ただずっと静かに。 本当に辛…

koko  ni
4年前
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毎日が苦痛だった

今、たくさんの子どもたちと関わっていて、 忘れかけていた学生の頃を思い出します。 中高生…

koko  ni
4年前
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正論という無意識な悪意

「いつも正論を言うよね」 当時、その言葉に違和感を感じました。 まるで正論を言ってはいけ…

koko  ni
4年前
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空をながめる

小さな頃、いつも下を向いて歩いていました。 「歩道の縁石の線を踏まないようにしよう!!」 下を向いて、ぎこちなく歩きながら、自分との 小さな約束事を守っていました。 ちょうど今頃の時期には道端に咲くアカツメクサを 探して、学校からその蜜を吸いながら帰っていました。 下を向いて歩いているといろんな発見がありました。 「重いアタマとココロ」大きくなるにつれて、たくさんの悩みを抱えるように なりました。 どんどんと下を見る機会が増えていきました。 ただ、小さな頃