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又吉直樹「火花」を読んで
出会い
私が「火花」と出会ったのは大学2回生の時だったと思います。書店をウロウロしていた時に、たまたまこの小説を見つけて、なぜか読みたくなって手に取ったような記憶があります。
あらすじ
「弟子にしてください!」
芸人として売れる事を目指す徳永が出会ったのは異才の先輩芸人神谷。独自のスタイルで笑いを取る神谷に憧れを抱く徳永。そんな神谷のスタイルは世間には認めてもらえない。芸人として売れる事の難しさ、世間の風当たりを徳永は神谷の横で感じる。
小説の読みどころ
① 好きな事で生きていく事の難しさ
自分が「面白い」と思い作ったものが、お客さんにとってはそうでなかった時。その時の恐怖やプレッシャーが綿密に描かれています。それだけでなく、ずっと売れずにいる主人公徳永の負の感情がありありと表現されており、芸人の世界の厳しさを痛感しました。
② 夢を追いかけ続ける事
主人公徳永が芸人として売れるために、ずっと努力している部分は勇気を貰えました。
どんな人にオススメか
私は大学生に「火花」を読んでほしいと思っています。
理由は、この小説が「社会」を生きていく上で大切な事を沢山言っているからです。
内容は芸人世界の話ですが、社会人に置き換えて考えれるなと思って私は読んでいました。
そして、この小説は夢を持っている方の背中を押してくれます。
まとめ
この小説を読んだ後、私は又吉ファンになりました。「劇場」そして「人間」2つの作品もすごく良かったです。(後日何かしらを書きます)
そして、1番驚いたのが又吉先生が私と同じ誕生日だった事。
又吉先生が太宰と同じアパートに住んでいたというような偶然が、自分にもあってめちゃくちゃ嬉しかったです。
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