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優しさに救われた日

覗きに来てくださりありがとうございます。
こんにちは。こんばんは。
翠-sui-と申します。


実は就職して少し経った頃から主治医の先生と相談し、「相談先を増やした方が良い」とのことで精神科訪問看護を利用しています。

私は家族や友人に本当に抱えている悩みや心の辛さや苦しみを話せないので、“話せる相手を増やす、頼れる場所を増やす”ことは大切なことだと大学時代に先生方から教えていただきました。

先日の訪問看護の日、年末の時期にあった出来事がきっかけで解離症状が出てくるようになったことから、解離性障害の原因と考えられる過去の出来事(トラウマ)について幾つかお話していました。

「大丈夫だろう」と思っていたのですが、お話している途中で頭がぼーっとし始め、話したい出来事(トラウマ)はまだ沢山あるのにも関わらず、それ以上話せなくなってしまい、身体も動かせない、看護師さんからの呼び掛けにも反応出来なくなってしまいました。

何も反応出来ず、身体も動かせず、ただただぼーっとしていた時、看護師さんから「翠さん、お身体に触れても大丈夫ですか?」と聞かれ、かろうじて小さくコクンと頷くと肩辺りを優しくさすってくださいました。

その間、看護師さんは何か言うでもなく、ただただ静かに優しくさすってくださいました。

その看護師さんの優しさに心が癒され、少しずつ看護師さんからの呼び掛けに反応出来るようになり、身体も動かせるようになりました。

もしかしたら看護師さんにとっては“そういう場合に陥った時の対処法”なのかもしれませんが、少なくとも私は看護師さんの手から伝わる優しさに心が救われました。

本当に看護師さんには感謝の気持ちでいっぱいです。


中学生の頃、人間関係で悩んでいた友人の手を握った時、その友人から「翠の手は優しさを凄い感じる」と言われたことがあり、当時は「手から優しさとか感じるの??」と不思議に思っていましたが、「ああ、こういうことだったんだ」と今になって分かりました。


私も傍にいる人が辛くて苦しい時は看護師さんのようにそっと手を差し伸べてあげられる人でありたい、と強く思った日でもありました。

あの日は私にとって“言葉じゃなくても手からでも想いは十分伝えられる”、それを看護師さんから教えていただいた大切な日になりました。


最後までお読みくださりありがとうございました。


翠-sui-

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