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京都産業大学現代社会学部 菅原ゼミ
2021年1月15日 13:32
本日最後、そして今学期最後の書評です。八木あかりさんに「宵山姉妹」の書評をしていただきます。森見登美彦『宵山姉妹』書評(池内紀ほか編『日本文学100年の名作 第10巻 2004-2013 バタフライ和文タイプ事務所』2015年)評者:八木あかり お祭りと聞くと何を想像するだろうか。道路に立ち並ぶ屋台、浴衣姿のカップル、終始絶えない笑い声。これらの非日常を感じるためにお祭りに出かける人は
2021年1月15日 13:29
本日4本目です。森見登美彦「宵山姉妹」の書評をお二人の方にしていただきます。まずは山口莉乃さんです。森見登美彦『宵山姉妹』書評(池内紀ほか編『日本文学100年の名作 第10巻 2004-2013 バタフライ和文タイプ事務所』2015年)評者:山口莉乃 夏によく開催される祭りという行事に誰しも一度は足を踏み入れたことがあるだろう。祭りがもつ非日常という概念は人を特別な気持ちにさせてくれる
2021年1月15日 13:24
本日3本目です。評者は竹中菜南子さんです。小川洋子「バタフライ和文タイプ事務所」(池内紀ほか編『日本文学100年の名作 第10巻 2004-2013 バタフライ和文タイプ事務所』2015年)評者:竹中菜南子 「隠された表現方法」 この作品は直接的には表現しないがあらゆるところに「性」を感じる作品だった。キスシーンやベッドシーンがあるわけでもないのに読者は気づかないうちにそのような
2021年1月15日 13:21
今日2本目の更新です。評者は佐野稜典さんです。山田詠美「晩年の子供」(日本文藝家協会編『現代小説クロニクル1990-1994』講談社文芸文庫、2015年)評者:佐野稜典 主人公の「私」は10歳の頃に数か月の間晩年を経験する。「私」は子どもの頃、どちらかと言えば自分が誰からも見捨てられているという疎外感に浸ったりするように子供らしくない子供であった。そんな「私」はある日、飼い犬のチロを
2021年1月15日 13:16
しばらく更新が滞っていました。今日は5件一気に更新します。まずは篠岡彩奈さんです。鷺沢萠 「ティーンエイジ・サマー」 (日本文藝家協会編『現代小説クロニクル1990-1994』講談社文芸文庫、2015年)篠岡綾菜 私はこの作品を読んだ時、思わず「痛い所を突かれた」と感じた。私は大学3回生になり、就職活動を始める時期になった。とりあえず自己分析をしてみるのだが、大学生活で何ができただろ