ケースから一掴みの5曲~BUZZ編。
ビューティフル・サウンド(70年代初めに一部で使われたもの、今で言うところのソフト・ロックとかAORとか、そんな感じだと私は解釈しています)と呼ばれたグループの中からひとつ選ぶならやっぱりBUZZでしょう。
BUZZといえばまず「ケンとメリー~愛と風のように」を思い浮かべる人が多いんでしょうね。花田裕之さんがカヴァーして、シングル・カットもしていますし。
ま、私もその中の一人なわけですが、多少はBUZZのLPだったりCDとか持っていますから、5曲程度なら簡単に選べるだろうと判断しました。
ちなみにBUZZはケンとメリーのスカイライン以外にもテレビやCM、他のアーティストのレコーディングに多数参加しています。
具体例を挙げると「欽ドン」の「欽ドン~シャラランラ~良い子悪い子普通の子」というのが知られているはずですし、松任谷由実さんの「守ってあげたい」の「So you don't have to worry,worry 守ってあげたい~」という出だしも彼らなんですよ。
松任谷由実さんが「まちぶせ」をセルフカヴァーした時期に「荒井由実」時代の曲を取り上げたライヴのコーラスも彼らがやりまして、そのライヴでは「ケンとメリー~愛と風のように」を歌いました(ちなみにCD、DVDともに未収録)。
もう結構前置きが長くなってしまいましたから、そろそろ行ってみよー。
・BUZZ「気まぐれ言葉はよして」
from album 『BUZZ AGAIN』(DQCL-567/ソニーミュージック)
この『BUZZ AGAIN』というアルバム・タイトルは一旦解散したはずの彼らがRCAに移籍してアルバムを発表したからなのでした。ま、この会社ではアルバム1枚とシングル2枚を残しただけでしたが。。
かこのアルバムで編曲を担当したのはAB'Sの松下誠さん、大野雄二さんに高橋信之さんでした。
高橋さんは彼らとはデビュー前からの付き合いで、キング時代は実質的プロデュースを手掛がけていました。
大野さんとはCMで知り合って、このアルバムに参加してもらったとのことです。
この曲はアルバムの1曲目で編曲の松下さんはギタリストでありながらも、コーラス・アレンジも得意で、ブレッド&バターの「特別な気持ちで」(シングル・ヴァージョン)を手掛けていますね。
・BUZZ 「まちのうた」
from album 『Requiem THE CITY』(KICS-91810/キング)
このアルバムはサディスティック・ミカ・バンドの当時のメンバーが参加していますが、高中正義さんが脱退していた時期(ミカバンドのシングル「ハイ・ベイビー」の頃なのか?)で、永井充男さんがギターで参加しているのが特徴ですね。
はベーシックな部分は永井さん、小原礼さん、高橋幸宏さんに今井裕さん、BUZZの小出博志さんと東郷正和さんに実質的なプロデューサーの高橋信之さんが参加しています。
このアルバムの評価低すぎなので、見かけたら買った方がいいと思います。
この曲の作詞は赤い鳥~紙ふうせんの後藤悦次郎さんというのはちょっと意外でした。
作曲はメンバーの小出さんです。
・BUZZ「サマー・ビーチ・ガール」
from CD 『Light Mellow BUZZ』(KICS-3095/キング)
この曲、オリジナル・アルバムには未収録で、確かBUZZのベスト盤が一気に3種類発売された時に初めて聴いた記憶があります。
作詞は竜真知子さん、作曲・編曲は高橋幸宏さんで、ビーチ・ボーイズっぽい曲になったので、コーラス・アレンジは山下達郎(!)さんが担当してます。
ちなみに幸宏さんと坂本龍一さんの出会いには達郎さんが関わっているというのは割と知られたエピソードですね。
大瀧詠一さんプロデュースのアルバム『LET'S ONDO AGAIN』収録曲「禁煙音頭」にBUZZが参加しているのは、この曲がきっかけ?とか想像してしまいます。
ちなみにヴォーカルは竜ヶ崎宇童こと鈴木雅之さんですね。
この曲とはあまり関係ないエピソードが長いな。。すみません。
・BUZZ「センチメンタル・ブルー」
from best album 『BUZZ BAZAAR』(KICS-91814/キング)
第1期BUZZのラスト・シングルですね。
作曲の筒美京平さんのお気に入り曲だったらしいのですが、ヒットはしなかったのでした。。
近年よく発売された筒美京平さん作品集にもよく収録されています。
この曲のプロモーションでラジオによく出演したいた印象が私は強いのでした。まだ小学生だったのか。。
・BUZZ「ケンとメリー~愛と風のように~」
from CD 『Light Mellow BUZZ 』(KICS-3095/キング)
せっかくなので彼らの代表曲も選んでみました。
実はこの曲、短冊形のシングルも出ているので、そちらをとも思いましたが、短冊CDシングルは別のケースということで泣く泣く外しました。
あとマキシ・シングルの形でも出ていたような。。それは持ってないです。すみません。
作詞・作曲は元フィンガーズで幸宏さんのお兄さんである高橋信之さん。
信之さんのツイッター・アカウントは興味深いツイートをしているので、要チェックですよ。
気軽に書いているつもりが、それなりの文字数になってしまったし、入力にもそれなりに時間がかかってしまいましたから、この辺で。
明日もビューティフル・サウンド関連のアーティストを取り上げたいと考えてますが、多分皆さま大好きなあのグループというかバンドにしたいと考えてます。お楽しみに。
ではまたー。
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