読書日記〜「レコード・コレクターズ 2019年12月号」
昨日取り上げた「ミュージック・マガジン」が細野晴臣さんの表紙の号だったので、これをレコード袋に入れる際、細野さん関連の雑誌にしたかったというわけなんですよ。
で、細野さんのソングライター、プロデューサーなどの部分にスポットを当てた「レコード・コレクターズ」を引っ張り出しました。
じゃ、行ってみよー。
・「レコード・コレクターズ 2019年12月号」(ミュージック・マガジン)
この表紙に掲載されているジャケットを見ると、細野晴臣さんのソングライターとしての部分に惹きつけられていたことがよくわかりますね。
YMO全盛期、グループとしての代表曲は坂本龍一さんや高橋幸宏さんによるものが多いという印象が強くて、ソングライターというよりはプロデューサーという印象が強かった記憶があります。
つまりソングライターとしての部分はYMO以上にアイドル歌手に提供した曲での印象が圧倒的に強かったんですよ。
安田成美さんの「風の谷のナウシカ」や松田聖子さんの「天国のキッス」はメチャメチャ好きでしたけど、さほどヒットしなかったスターボーの「ハートブレイク太陽族」や金井夕子さん「チャイナ・ローズ」、真鍋ちえみさん「ねらわれた少女」がとにかく大好きだった私です。
・『テクノ歌謡』シリーズなど20世紀の終わり以降に発売されたCDたち
こうして『テクノ歌謡』シリーズや関連アーティストのCDを収納したケースを見ると、細野さんや鈴木慶一さん仕事がかなり多いですね。
『ムーンライダーズのいい仕事』シリーズもかなり重要だと思いますが、実はそんなに持っていない私です。残念。
伝説の歌謡曲ミニコミ「REMEMBER」で歌謡曲作家としての細野さんが取り上げられた企画がありまして、それを書いたのが当時ピチカート・ファイヴの小西康陽さんというのも出来すぎた話だと思います。
テクノ歌謡にカテゴライズされるものではないのですが、大瀧詠一さんや山下達郎さんがアイドルに書き下ろした曲も人気がありましたし、評判も高かったわけです。
20世紀の終わりから現在に至るまで、歌謡曲を作家別に語ったりする方法論は、1980年代半ばからの歌謡曲ミニコミの影響が大きいと私はずっと思っていて、今の私の文章や思考は影響された結果にしか過ぎないと思うわけです。
まー、色々なものを経験したことによって、こうした文章を書けていたり、考えたりできるわけですから、はっぴいえんど周辺の方々に感謝したいですね。真面目な話。
ではまたー。