読書日記〜大貫妙子「デビュー40周年アニバーサリーブック」
部屋の整理を退院後から延々とやっていたら、大貫妙子さん関連本がまとまってでてきました。
結構嬉しくて読み返していたら、これがやっぱり面白いわけです。
その中でも今日取り上げるアニバーサリーブックは雑誌「ミュージック・ステディ」での伊藤銀次さん、杉真理さんと大貫さんの鼎談が再録されたので思い入れがあるのでした。
じゃ、行ってみよー。
・大貫妙子「デビュー40周年アニバーサリーブック」(河出書房新社)
この本がリリースされたのは2014年ですから、今から10年前になるんですね。もうそんなに経ってしまうのか。。
大貫妙子さんの存在を意識したのは「黒のクレール」がCMに使われていた時だったと思います。
いや、その前にシュガー・ベイブの『SONGS』などが入ったボックス・セット『NIAGARA VOX』を兄が購入して、しつこく聴いていたのを耳にしたからかな?
どちらにしても1980年代初頭の話ですね。
大貫さんはナイアガラ・レーベル関連というよりもYMO関連アーティストという印象が強かったのは坂本龍一さんが編曲を担当していたからでした。
それからちょっとして、愛読誌であった「ミュージック・ステディ」で何度も大貫さんの徹底研究という形で深く掘り下げていたわけです。
それを読むうちに大貫さんのファンになっていたわけですね。
その上、白石まるみさんや石川セリさん、堀江美都子さんが大貫さんの曲を取り上げていたわけですから、尚更でしたよ。
そして、お正月のNHK FMでのスタジオ・ライヴが放送されて、しかもドラムスが鈴木さえ子さんでしたから、かなり聴き込んだわけです。
大学に私が入学した1986年には「ミュージック・ステディ」は休刊してしまうのでした。
その反面、MIDIレコードのMIDI CLUBがスタートして、大貫さんの情報はそこで得ていましたね。
その頃、一人暮らしを始めて、レコードやライヴに遣うお金は限られてましたから、大貫さんは憧れの存在ではありましたが、頻繁にライヴに行く感じではなくて、アルバムは必ず聴くアーティストではありましたが、熱心なファンではなかったわけです。
大学入学してからは大貫さんの熱心なファンの方と知り合ったり、CD購入で参加できるイベントには行ったりしてましたねー。
印象に残っているのはライヴ盤が発売された時、当時大貫さんが所属していた東芝EMIに行って最前列で参加したことですね。
あまりに至近距離で、何かのコードを手渡ししたのかな?オフマイクで声を聴いて感動した私です。
この本を読み返していたら、山下達郎 Sings Sugar Babelに参加したことや色々なことを思い出して、じーんと来てしまったわけです。
ちなみに大貫さんは銀次さんと杉さんとの鼎談の次の号では、鈴木さえ子さんと立花ハジメさんと鼎談をしているので、それも載せてほしかったなとか、宝島社(まだJICC出版だったか?)から「ミュージック・ステディ」の徹底研究をヴァージョン・アップした単行本が予告されたからそれを出してほしいとか思った私です。懐かしい。
そんなことも、もうかなり昔の話になってしまったわけですね。残念。
明日の記事については全くの白紙です。準備して中身あるもの書きたいとは思ってますが。
ではまたー。