獲物の分け前〜新田和長「アーティスト伝説 レコーディングスタジオで出会った天才たち」
夕方、恒例の散歩中には地元ラジオ番組「四畳半スタジオ」を聴いているのですが、その中でニッポン放送「あなたにハッピーメロディ」という番組がネットされているんですよ。
今週も聴いていたら、ゲストがこの本の著者、新田和長さんだったのです。新田さんの写真は何度も見ていますが、こうした形で新田さんの声を聴けるとは。何でこんなにラッキーなんだろうと。
この本のプロモーションとしての出演ということなのだろうから、まんまとはまることにして購入したわけです。
しゃ、行ってみよー。
・新田和長「アーティスト伝説 レコーディングスタジオで出会った天才たち Legendof the Artist」
新田和長さんの名前を知ったというか、意識し始めたののはチューリップの担当ディレクターとしてでした。
その後はサディスティックミカバンドやRCサクセションを担当していたことを知ったのかな?中学生か高校生だった頃のはずです。
チューリップやサディスティックミカバンド、RCサクセションは新田さんで、オフコースや寺尾聰さんの担当ディレクターは武藤敏史さんということを知ってからは生意気にもそんなことばかり語ってましたね。
オフコースの本「Three and Two」がそのきっかけでした。
「あなたにハッピーメロデイ」に新田さんが出演されて、語っていたのはその辺のアーティストのことでしたから、夢中になって聴いてましたね。
チューリップとのエピソードがやはり印象に残ってます。
「心の旅」や「青春の影」話も感動的ですが、「夏色のおもいで」における松本隆さんとの縁話がとにかく素晴らしいのでした。
オフコースからの小田和正さんエピソードも素晴らしいですね。
武藤敏史さんと新田さんの繋がりの深さがかなりグッときてしまった私です。
武藤さんとはとあるイベントの出演者と主催者の一人として会ったことがありますから、メチャクチャ思い入れがあるんですよ。
武藤さん仕事ということで寺尾聰さんとのエピソードにも松本隆さんが登場するわけですから尚更です。
放送では触れていなかったのかな?
RCサクセションとのエピソードも印象的です。
RCがブレイクしてから、新田さんのことを忌野清志郎さんがちょっとおちょくっているような発言をしていたとか、デビュー当時の関係が伺えるのもまた素晴らしい、と。
加藤和彦さん、サディスティックミカバンドのエピソードも素晴らしいです、
サディスティックミカバンドのファースト・アルバムのボーナス・ディスクを『加藤和彦の世界』という編集盤で聴いた時、亀渕昭信さんのナレーションで「新田和長ー」と聴いた時のテンション上がり具合は上手く言えませんが、かなりのものでした。
この本は東芝EMI〜ファンハウスと新田さんと武藤さんの仕事が私に与えた影響は大きいと実感させる内容でした。素晴らしい。
特にチューリップやサディスティックミカバンドの新田さんとオフコースや寺尾聰さんでの武藤さんの仕事についてはずっと語っていく必要を強く感じています。
エキスプレス・レーベル万歳!
ではまたー。