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負の考え方を中和する方法!ストレスは健康に良いと考えるを実践してみた

前回の記事で、アメリカで行われた衝撃的な研究調査を紹介しましたが、健康で長生きするためには「ストレスは健康に悪いと考えない(=健康にいいと考える)」ことが大切なことでした。

じゃあ実際にどうすればいいのか?

負の考え方を中和する方法

ここで再び出てくるのが、ハンス・セリエ博士の「ストレスは体を守るためにある」という考え方です。この考え方に戻ることで、負の考え方がかなり中和されます。

ストレスとは?あなたがガチで知らない本当の話」でも記載しましたが、もう一度復讐しておきましょう。


ストレスがなければどうなるのか?

  • 不安というストレスがなければ、それが不安だとわからずに危険な方向に進んでしまう。結果死ぬかも。

  • 恐怖というストレスがなければ、ロープ無しでバンジージャンプができたり、野生のライオンをなでなでしに行くだろう。結果死ぬかも。

  • 痛い時に感じるストレスがなければ、怪我をした際そのまま治療をせずに行動し続けるかも知れない。時遅し。結果死ぬかも。

  • 悔しい時に感じるストレスがなければ、負けてもやる気が永遠と起きない。結果スポーツは生まれてこないし、偉大な発明も生まれない。

  • 悲しい時に感じるストレスがなければ、人が死んでも何とも思わないだろう。だから戦争にも反対しない。結果死ぬかも。国も滅びやすくなる。

  • イジメられた時に感じるストレスがなければ、イジメが悪いことだと気づかないだろう。ってことはイジメが普通に行われる。結果ルール無用の破茶滅茶な社会になる。

  • うるさい時に感じるストレスがなければ、そのうち難聴になって聞こえなくなるだろう。それでもストレスが無いのだから、結果死ぬかも。

  • 腹が減った時に感じるストレスがなければ、食難の時、人は何日も食事を摂らずにいるだろう。結果餓死して死ぬ。


どうでしょうか?中和されてきた感じがしませんか?

ただ、いきなりそう言われても、簡単には納得出来ないかも知れませんね。ということで、次の章では落とし込み方を紹介します。


"ストレスは体を守る"という考えを落とし込むには?

難しく考えないで下さいね。
結論を言うと、イメージを使うんです。イメージすることで記憶に定着しやすくなります。

これは私の場合ですが、「もしストレスがなかったら」を自分なりにイメージして短編物語を作ってみました。物語にすることでより記憶に残りやすくなるんです。

たとえば、アフリカの草原で5歳くらいの女の子が、腹をすかせた野生のライオンに近づいていった。女の子は1人、周りには誰もいない。対し、ライオンは7匹もいる。

女の子にストレスはない。無邪気に何もわからないまま近づく。女の子とライオンとの距離は3m。息を殺して身構えるライオンたち。この女の子はどうなってしまうのだろうか?

言っておくが、野生の掟にもしもはない。無情な現実だけがそこにある。

…あとの続きはあなたのご想像にお任せします。ぜひ自分でストーリーの続きを考えてみて下さいね。

こんな感じで、出来る限りリアルに想像し、ストーリーを展開していくんです。さらに曖昧な感じは良くないので、文字にして文章として残すといいでしょう。文字にするということは、言葉も選ばないといけないし、ストーリーとしても自然なものでないといけないので、曖昧さを排除できます。結果、納得度も増すことになるんです。


では、もう一つ。やってみますね。

我が家の近くで工事が始まった。「ガガガ…」かなり大きな音が響く。だがストレスがないので特に腹も立たない。周り近所が何も言わないので、工事会社もエスカレートして夜中まで工事を続けている。

あまりにも音が大きいので夜も寝れない。だがストレスがないので腹が立たない。結果、寝不足のまま仕事に行くことに。それでもストレスがないので腹が立たない。

工事は朝晩深夜を通して、かれこれ2週間も続くことに。彼はとうとう難聴になってしまった。だがそれでも腹が立たない。睡眠不足も絶頂になり病気になってしまった。でもストレスがないので何も感じない。

これも続きはご想像にお任せします。ストレスがなかったら一体どうなってしまうのかを、想像力を働かせてイメージしてみて下さい。ストレスに対する印象が変わること受けあいです。

まずは一つでいいので、ぜひやってみて下さいね。気がつくと、ストレスの大切さが腑に落ちてきてる自分に気づくと思います。

私も、この中和が出来てから、ストレスに親近感が湧いてきました。もちろん、それまではストレスに嫌悪感を感じていたタイプです。しかし、親近感が湧くことで、ストレスに対して真正面から対処が出来るようになりました。


まとめ

ストレスって、健康に大切どころか、生きていくために、そして人間が人間らしく生存していくために必要だってことが、改めてわかりました。

私たちの体はホントに上手く出来てます。

では次の記事では、ストレス学説を紐解いてくれたハンス・セリエ博士の名言を、解説入りで紹介します。

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