ふりかえりの習慣づくりがしたい人に必要なことをギュッとまとめ|Stockrワークショップ #イベントレポ
良い習慣づくりって本当にむずかしいと思いませんか?
毎日の生活のなかで習慣化したい良い行動、続けたいこと。
それが自分にとって間違いなく良いことだとわかっているのに、続かない……😫
Stockrは「ふりかえりを習慣化するアプリ」ですが、そのStockrユーザーさんからも、続けるのが難しいというお話をよくお聞きします。
続けられなかったことで自己嫌悪してしまうこともあるよう。
そこで、5月に企画したStockrワークショップのテーマはずばり
続けられないと悩む人にむけて、メインセッション1回にフォローアップセッション2回をつけて、3回連続企画で開催しました。
だれにとっても習慣化はむずかしい。だからこそ「〇〇〇」やる。
もともと人間にとって新しいことの習慣化は難易度が高いです。
それだけに少し見渡せば習慣化について書かれた本や記事はいくつも見つかり、さまざまなコツが語られていますよね。
どれも聞いたことはあるのではないでしょうか。
この中でStockrチームのおすすめは「誰かと一緒にやる」こと。
誰かと一緒にやると「強制力」「仲間同士の支え合い」の二重の効果が得られます。
これはStockrチームでも実証済み。
2年以上毎日続けている「ふりかえり会」は、時間とルール・参加メンバーが決めてあることで強制力が生まれ、それによって行動することが習慣化につながっていると実感します。
イベント紹介|土曜の朝活で「ふりかえり習慣」と「自己成長のサイクル」をつくろう!
前置きが長くなりましたが、以上のような背景と思惑で開催した本イベント。
実際の企画内容をご紹介します。
1日目はふりかえりや自己成長についての解説が中心、2日目は実生活で実践したことからの気づきのシェアや、それを踏まえたワーク中心、3日目はワークや実演で理解度を深めたり、生活の中で習慣化しやすくするためのコツ
の解説をしました。
また毎回ふりかえりをするワークを入れ、合間の期間にも「ふりかえりをしてみる」という宿題をだすことで、ふりかえりの機会を強制的につくり、続けて何度もやってみる体験をしていただきました。
このイベントでの解説したことや学びは下記のようなことです。
1つずつダイジェストで紹介していきます!
📘「理想的な自分」を具体的にすると行動がうまれる
理想的な自分やありたい姿は?と聞かれたときに、どれくらい具体的に答えられますか?
ふりかえりや習慣化とは一見関係ないようにも思えますが、ふりかえりを「手段」とすれば、ありたい姿は「目的」にあたり、実はとても重要です。
何らかの良い効果や状態を期待してふりかえりを続けたいと思っても、「良い状態」が抽象的すぎると効果を感じにくく、続けるモチベーションも下がってしまいます。
ありたい姿を具体的にイメージして、現状の自分自身はどの部分がそのイメージに近くて、どの部分がまだ不足しているのか、言語化できるようにしておくと効果が確かめやすくなり、効果の実感が継続のモチベーションになります。
📘「成長」には2種類ある
成長とはどういうことだと思いますか?というご参加の皆さんへの問いかけからスタートしました。
思い浮かんだことをZoomのチャットに書いてもらうようにして、皆さんが考える「成長とは」がいくつも寄せられました。
どれも間違いなく正解ですが、成長はさらに「能力的成長」と「精神的成長」とに区分して捉えることができると説明されました。
チャットにあげられた「できなかったことができるようになる、上達する、うまくなる」はまさに能力的成長で、多くの人はまず具体的なスキルの成長に意欲をもち、またそのほうが成長を実感しやすくもあります。
しかし実際は、技術的なスキルの成長はある程度のところで頭打ちするので、それだけを意識していると20代〜30代前半頃から「成長実感がない」と感じ始めてしまいます。
精神的成長とはおおまかにいえば、忍耐力や持続力、自分への自信や他者への感謝などのこと。
「成長実感がない状態」からさらに成長するのは、能力的成長と精神的成長を循環させる必要があり、循環させることで自分自身のなかに肯定的な変化が生まれてきます。
「能力的成長のほうが実感しやすい」と前述しましたが、精神的な成長を自覚するには自己を客観視できることになることが必要で、それには「ふりかえり」が有効です。
📘「大切にしたいこと」にむけた行動や思考を確認する”ふりかえりの問い”
Stockrからの情報発信でも何度かご紹介している「ふりかえりの問い」を今回のイベントでも使い、これに沿って何度もふりかえりをおこないました。
この「問い」には、ふりかえりをするたびに、自分が求めていること(=大切にしていること・価値観)を確認するプロセスがはいっています。
1番から5番まで一通り考えてみていただけたらと思いますが、なかなかすんなりと答えが出てこないところもあるのではないでしょうか。
当日は「4番目の問いがよくわからない」という声が数名の方からあがり、2日目でおさらいをしたり、実演をお見せしたりしました。
3回のイベントを通して何度もやってみて、まずは「ふりかえりに慣れる、うまくいかなくてもとりあえず何度かやってみる」という機会を半ば強制的に作りました。
はじめのうちはうまくいかなくても、何度も繰り返すうちにコツが掴めてきた方もいたようで、そうなるとふりかえりの億劫さが軽減され、習慣化まであと少しです。
📘「ストック」に書き込むときにベストな内容・文字量
イベントではしつこいほど何度もふりかえりをしましたが、ではそれをストックにどう書きとめておくといいでしょうか。
ふりかえりの問い1~5までを全部書くのは大変です。
結論からお伝えすると、Stockrチームのおすすめは1番と3番です。
出来事をどれくらい詳しく書くかにもよりますが、200~300文字くらいになるでしょうか。
より高尚な4番や5番だけを書きとめておくという方もいると思いますが、そこに「出来事」と「感情」がないと、後で見返したときにそれ以上考えを深めたり客観視することがむずかしいのです。
大事なのは実は「何があったか」と「どう感じたか」。
ゆっくりふりかえりする時間がなかったり、気持ち的に深く考える余裕がないときでも、1と3だけならあまり負担なくストックに書いておくことができます。
イベント中のご参加者の声
すべての方が3回ともご参加いただけたわけではなく、2回や1回だけご参加の方もいらっしゃいましたが、普段からふりかえりが難しいな、うまくできないな、と感じていらっしゃる方ほど3回通してご参加くださっていたように感じます。
イベントの中でも積極的に「自分の本音が出てきにくい」「できない自分がよくないんだとネガティブに考えてしまう」などのお考えを聞かせていただき、Stockrチームなりの考えをお伝えすることもできました。
結果、「こうすればいいのか」など前向きなお声を聞けたときは本当に嬉しかったです。
ご参加の皆さんからいただいたコメントを一部ご紹介します。
習慣化はやはりむずかしい。だから一緒にやる。やる場面をつくる。
これまで何度もStockrワークショックやセミナーで、ふりかえりの有効性や方法をお伝えしてきましたが、今回ほど何度も同じ方々とやったことはありませんでした。
そして今回が一番ご参加の皆さんに「こうすればいいんだね」という納得感がつくれたように感じました。
やはり耳からの情報だけでなく、手と頭を動かしてやってみる・何度もやってみることが理解の近道であり、理解を深めるほど習慣化に近づくのだと思います。
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