見出し画像

バナナはオヤツに入りますか?〜せっかく出るなら見本市出展の効果を最大限にしたいPART2〜

前回、見本市出展はおやつを買いに行くところからお家へ帰るまでの遠足と同じ、と書きました。イベント当日をこなすというマインドではなくて、おやつの準備から楽しみたい!おやつは500円までですか?バナナはおやつに入りますか?

招待状は出すべきですか?
だって主催からも送るだろうし、他社さんからもくるだろうしなあ。
いや、出しましょう!でも出すだけじゃなくて、工夫をして出しましょう♪

招待状の行く末を考えよう

招待状については、出す側・もらう側両方の経験を踏まえて書いてみたいと思います。まずは、出す側。台湾の企業さんは日本に取引先がほぼない状況だったので、全国の百貨店・館と呼ばれる商業施設の本社や担当部署を調べて招待状を送付しました。住所を調べたり、ご担当者さんを調べるだけで一苦労でした。そもそも来るか分からないわけですし、これだけのことをしても数%もヒットすれば御の字だなという印象。ただ、郵便の送料は安いわけですから、こうした作業をする時間が確保できるならやらないよりやったほうがいいと思います。台湾のケースはアパレルだったので百貨店・館でしたが、御社の潜在的な取引先として思い描くお店や会社があるなら、お出ししてみましょう。Instagramなどで調べることができますよね。

招待状は可愛い我が子

さて、その際、です。主催から束でもらった招待状に住所ラベルを貼ってそのまま出してもいいでしょうか?バナナはおやつに入りますか?入りません!主催からもらった招待状をそのまま出すことのメリットは、なんの見本市かすぐわかる(同じデザインの封筒ですからね)ことくらいです。お相手さが大きな会社であればあるほど、同時期に同じ封筒がいくつも届いています。しかるべき方のデスクの上に積み上がっていくのか、メールボックスに溜まっていくのか、分かりかねますが。小さな会社の私の場合でも、同じ封筒は何社様か送って頂くのですが、最初に届いた封筒で入場するための手続きを済ませてしまったら、あとは不要なのであまりよく見ずにゴミ箱に直行しちゃうかも。ガーン。送料をかけたのに、読まずに食べたヤギさんのようになってしまうなんて切ない。ましてや、後述のように御社なりの独自の招待状を出す場合、さらにコストと思い入れをかけて出すわけです。まさに、招待状は分身となって各所に旅する可愛い我が子ですよね。その子達が、ふーん、の一瞥ののち、ゴミ箱にぽーい、は本当に悲しすぎます。そうならないためには、『捨てられない/開けたくなる/実際に行きたくなる』という仕掛けを我が子に施してから送り出してやることが必要ですね。

デザインだけ良ければいいの?

台湾の会社のお手伝いをした際は、先方がとても綺麗なモデルさんのお写真に、ブランドコンセプトの文言を載せたスイーツの箱のようなカード状のリーフレットを用意していて、そちらと公式の招待状を同封して送付する作戦でした。封筒も非常にこだわって、半透明のグラシン紙のようなものでした。甘い系統のアパレルだったので、ブランドイメージが存分に伝わる招待状だったと思います。実際、ブースにお運びくださったバイヤーさんで、『招待状が可愛かったから』とおっしゃった方もいらっしゃいました。

ブランディングにマッチしたデザインというのはマストでしょう。でも、可愛かったり、かっこよかったりすればそれでいいのでしょうか?

細部の工夫が集客に影響

この時期、バイヤーさんの上京に合わせて多くの展示会があります。ブランドイメージだけに特化した招待状にしてしまうと、見本市のものではなく、企業個別の展示会のお知らせかな?と思われてしまって、後回しにされてしまうかもしれません。見本市はとにかく広いので、外部の展示会は優先順位が低くなることが考えられるからです。以前お手伝いした企業さんの場合も、今思うとこのミスがあったかなあと思ったりしてます。あれだけ印刷コストをかけた素敵な招待状、どれだけ開いて貰えたのだろう?

見本市の招待状であることをアピールするには、そのことをわかりやすく明記しましょう。おしゃれデザインのオリジナル封筒なら、日付と見本市名(ギフトショーなど)、ブース番号などがわかる情報と『〇〇に出展します』の一言を見えやすい位置に。OPP封筒に入れて送付するなら、片面に自社のオリジナル招待状(リーフレットなど)、もう反対面に公式の招待状を入れてみると、くるくるっと裏表をチェックするだけで見本市出展のお知らせだとわかります。

つまり、コスト×効果の面では、
『しっかりとブランティングされたオリジナル招待状(リーフレット)』
+『公式招待状』
+『OPP封筒にイン!』
が良いのではないでしょうか!

他に何かおまけなど入れた方がいいのか?ということも考えるかもしれませんが、SDGsの浸透しつつある今、販促物がなんでも歓迎されるわけではないと思います。それが入っているから開けたいというものはなかなかないのではないでしょうか?もし、私だったら、何が嬉しいだろう。初回仕入れの割引券などが入っていたら、嬉しいかなぁ!!

というわけで、今回はおやつの準備を考察してみました。

次回はブース作りについて考えてみたいと思います♪

前章もよかったら過去記事からチェックしてみてくださいね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?