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【大公開】ほぼ全社員の「得意なこと」&「知見」 シンクロ井村コーチの本から生まれた社内ワークショップ

こんにちは、Stayway編集部です。

わたしたちは、「中小企業や地域のポテンシャルを解放すること」をミッションに掲げ、DXを通じて様々な企業の経営支援をしているスタートアップです。

月1回の社員全員参加ミーティングで、みんなで決めた会社のMVVに基づきワークショップを行い、その内容をnoteでレポートしています。

今回のワークショップのテーマは「自分の得意なこと 得意な人から学ぼう!」

Staywayは、士業から元お笑い芸人まで幅広い経験や才能を持つ社員がいる会社です。

「やっぱりそうだよね」から「え? そうだったの?」な"得意"まで、実に多種多様な"得意"が出てきました。

「カメレオンになる」「ボクサーとパンチで勝負しない」なんて気になるワードも...。

どんな会社か分かるだけではなく、「うちの会社でもこのワークショップやってみたい!」と思ってもらえるかもしれないので、ぜひ読んでみてください〜。



【最初に】シンクロの井村雅代コーチって知ってますか?


井村雅代さんは、シンクロナイズドスイミングがオリンピックの正式競技となった1984年から長年にわたり、日本のシンクロ界を牽引してきた伝説の元日本代表ヘッドコーチです。

著書『井村雅代コーチの結果を出す力 あと「1ミリの努力」で限界を超える』(2016年刊行 / PHP研究所)は、スポーツだけではなくあらゆるビジネスに通じる哲学が詰まっていることから、上司や同僚の勧めで手に取る社会人も多いそうです。

この本の中に「チームのメンバーにはひとりひとり得意なことがあり、みんながそのレベルに達するように真似て学ぶ」といった内容があり、ワークショップ担当のHさんがそこからインスピレーションを受け、今回のワークショップが誕生しました。

〈ワークショップの流れ〉

①「仕事上で自分の得意なこと」と「その知見」を考え、書き出す(5分)
② ひとりずつ発表する

※ 得意なこと=現職や前職において知識・経験がある分野、人より楽にできる分野

至ってシンプルなワークショップですが、短時間でざくざく色々なキーワードが出てきましたよ!


5分間で出てきた社員たちの"得意"は?


最初に結果から。全員の発表を終えた後に、みんなの"得意"を分類してみると、こんな感じになりました。

性格系:
好奇心、吸収力、忍耐力、なんでも相談してもらえる、人を巻き込む・巻き込まれる、コミュニケーション能力、アイデア力

知識・経験・技術系:
法律、書いたり表現すること、RPAや効率化ツールの知識、プレゼン提案、テクニカルな対応、経験から来る勘、仕組化・管理

考え方系:
人ではなく方法やシステムを変える、相手の気持ちや動きをシミュレーションする、相手と同じ立場に立って話す、物おじせずに話す、ボクサーとパンチで勝負しない、100点ではなく80点を狙う

かなりぎゅっと要約してしまったので、みんなの実際の発表内容は次の章で読んでみてください〜。異業種でも働き方のヒントになるかもしれません。


【大公開】ほぼ全社員の「得意なこと」&「知見」(秘匿情報に触れるもの以外)


Kさん「好奇心吸収力、キャッチする力が自分にはあるかなと思ってます。今は広報をやっていますが、以前は社長に頼まれて経理をやっていました。頼まれて『やります』と言えたのは好奇心があるからだと思うので」

Kさん「法律ですね。法学部出身ということもあり、許認可、貸金業法、旅行業法などの法律的な知識とか、見る資料のポイントとか、そういうのは得意だと思います」

Sさん「なんでも相談してもらえる。人の悩みを話してもらえることが多いです。理由は、余計なことをあまり言わないのと、口を挟まず聞くに徹することができるから。あとは、明るいキャラクターを見せて、こいつには何を話してもいいと思わせる、というのもあります。聞く姿勢やキャラクターによって相手に色々話してもらえるんだと思います」

Yさん「3点あるのですが、2つがお笑いの経験が生きていること、1つがエンジニアとしての視点です。1つ目は、場の空気作りに人を巻き込む/巻き込まれる。芸人をしていたとき、場の空気作りを1人で頑張っても無理だということを痛いほど思い知ったので、人を巻き込む、場の空気次第では自分も巻き込まれる、という意識を持っています。2つ目は、相手が気になる点を先にケアして意識が逸れないようにすること。舞台で喋っているときに、別の芸人が近くにいるとお客さんの意識がそっちにいくので、先にそっちをいじる、とか。 3つ目は、エンジニアとしてその都度進め方を振り返る。その時、人ではなく方法やシステムを変えることを意識しています」

Kさん「再現性が高い得意なこととしては、何かをPowerPointで書いたり表現することです。意識しているポイントは、まず考え方を下書きで整理してから書くこと。そうすると本番で書く時はもう余計な思考のブレが起きないようになるのでおすすめです」

Tさん「忍耐力が必要なこと、タフネスによるものは全部耐えられること。あと、RPAや効率化のツールを使うのが好きで、たとえば議事録を自動生成するものを使ったりとかしているので、良いツールは自分でも発信していくつもりですが、聞いてもらえれば回答もできます」

Kさん「僕は、資料作成から実際にプレゼンで喋るところまでを含めた提案ですね。『悲観的に準備して楽観的に提案』を意識しています。基本的に、かなり悲観的なシナリオを描いて準備をすれば、本番はいけると思っています。あと、無理に新しいものをどんどん組み込もうとせず、慣れないことはしないというのが僕のやり方です。新しいものには踏み込まない。あとは、相手に寄り添い、この人は信頼できそうだなと思っていただくことが、心を掴むポイントだと思います」

(Kさんこと紙本さんがけっこう話している、先日公開されたPIVOTの動画も一応貼っておきます🫶 ↓)


Kさん「私の特技は秘密をバラすことです。...というのは冗談ですが、シミュレーションすることです。どうしたら喜ぶか? 心が動くか? 最適な距離感は? 印象を良くするには(または悪化しないようにするには)? というのを考え、カメレオンになる。相手の動きに応じてそれに刺さるキャラクターに変身する、という感じです」

Hさん「物おじせずに話せること。ポイントは、どんな相手でも対等な人間で、こちらも真っ当な提案をしてるからどちらが上ということはない、と思うようにしていることです」

Tさん「僕も損保業界に勤めていたので、とにかく信頼関係がすごく大事な世界だったんです。やっぱりまず第一印象で信頼していただくことが大事で、自分もそれは得意だと思っています。あと、お客様と面談などでお話ししていると、『あ、こんなことでも相談していいんだ』と言われることがあるので、あんまりこちらのプロ感みたいなものが強すぎると聞きにくいのかもしれない、相手と同じ立場に立って話すことが大事だと気づきました。そうしたことを相手に伝えるために、話を聞くときの相づちを意識したり、メールやチャットのやりとりで冷たく感じられないように言葉遣いに気をつけたりしています」

Tさん「僕は、メジャーな補助金の対応ケースが社内でもかなり多いほうだと思うので、交付申請とかそのあたりも含むイレギュラー対応とか、意外な抜け穴みたいな、ちょっとテクニカルな対応には長けてるかなと思います」

Hさん「勘です。勘というのは適当な意味ではなく、経験から来る勘です。経験から来る勘というのは、年々磨かれていくものかなと思ってます」

Tさん「あまり得意なことはないと思っています。会計士としても、周りの人と比べると大したことないと思ってしまうし...。だから、人生のモットーとしては、ボクサーとパンチで勝負しない。パンチがすごい人とパンチで戦おうとしても勝てないので、ボクサーとは寝技で戦う。寝技が強い人とは立ち技で戦うみたいな感じです」

Hさん「私は、デザインはツールで、 それを用いて叶えたいものがあるものだと思っています。潜在的ニーズを探りながら、デザインで叶えたいことや何をゴールとするかから逆算して、それを提案していくのが得意だと思ってます。そして、そこで必要になってくるスキルがコミュニケーション能力です。初対面の方でも仲良くなれるし、そういった出会いを仕事や人生に繋げていくのも楽しみながらできていると思います」

社長「僕は80%までのスピードが早いことです。みんな 100点を狙って69点みたいなことになりがちなので、僕は最初から80点を狙って75点取る。そういう技が仕事に限らずけっこう重要だと思っています。まさに試験勉強もそうです。参考書を完璧に極めようとして結果ほぼ覚えられない、みたいな。目標と、それを達成するためにどれぐらいやるかという考え方は重要だし、それを実践しているので、そういうのが苦手な人は僕のところに来てもらったらいいかなと思います」

Kさん「サービスのLPや、満足度を担保するセミナー設計などの見せ方を整えることです」

Kさん「仕組化・管理です。会計士のときに3年目から現場主任のようになったりして、数十人いるチームをどうまとめるか考えていました。今もそうですが、業務をなるべく同じオペレーションにして回していく仕組み化はけっこう大変です。そこは得意だと思います」

Sさん「新しいアイデアを考えるのが好きです。それを着実に実行するのは苦手なんですけど...。ただ、イノベーションというのは組み合わせだとよく言いますよね。これとこれを組み合わせたら面白いんじゃないか、という。だから思いつきも大事だと思います」

Kさん「察する、先読みすることが得意かなと思ってます。たとえば誰かに何かお願いされた時に、この人がこれを頼んでくるということはこういうことをやりたいのかなとか、今こういう気持ちだろうな、こういう言葉を使ってきたから今こういう気持ちかなとか、些細なことから推測するのが得意かなと思ってます。1個これをやったら次こういうことが起きる、なんかこういうリスクがあるぞ、という予測も得意です。知見としては、相手のバックグラウンドだったり置かれてる状況は人によって違うと思いますが、できる限り想像力を持ってその人の目線に合わせることで、それができてるような気がします」


【まとめ】"得意"のシェアっておもしろい


自分が自認する「得意なこと」を同僚にシェアするというのは、意外と日常では省かれやすい機会だと思います。

そこには、わざわざ言わない、自分で言うのは恥ずかしい、マウンティングだと思われたら嫌…そんな日本特有の理由もありそうです。

今回、みんなの得意分野をシェアしたことで、「今度はあの人にこの仕事をお願いしよう」「こういうことが起こったらあの人に相談しよう」と、今までの相関図がアップデートされたはず。それこそがこのワークショップの狙いでした。

お互いの"得意"を把握しその知見を吸収し合うことで、より強いチームになります。このワークショップをきっかけに、シンクロのパフォーマンスのような、高いレベルで息の合ったOne teamをつくっていきたいと思います。

(あと、全然関係ないですが、うちの会社は名字のイニシャルが「Kさん」になる人が多すぎることに気づきました。なぜ…? いつか検証記事を書くかもしれません)


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