出版社:ソウ・スウィート・パブリッシング
発売日:2023/11/2
単行本:256ページ
内容解説
インタビュー記載アーティスト等(記載順)
レビュー
着眼点が面白く、手に取りました。
内容はインタビュー記事が主なため、文字の量は少なめ。
しかし、音楽業界にて働く女性の今の、そして生の声(それもジェンダーギャップ等に関する見解)を知ることが出来るというのは、とても貴重なのではないでしょうか。
また個人的には、知らなかったアーティストを複数知る機会にもなり、視野を広げていただきました。
※私は邦楽は普段ほぼ聴かない人間なので、本当に学びとなりました
この10年程の間にジェンダーに関する問題は、次の段階へ向けて大きな一歩を踏み出した感触がありますから、この動きを鈍らせることなく、どんどん前へと進めてゆきたいものです。
兎に角、読んでいて元気をもらえる一冊でした。
印象に残った言葉たちと、そのアーティストの楽曲紹介
あっこゴリラ
真面目な人なのだと思う。歌詞を聴くたびに好感が湧く。
服のセンスも素敵で、Liveも熱い。
今日も生きてっぞ~っ!っていうパワーを太陽のように発している人。
異色のセラピスト。
っていうか、下に貼った2つ目の動画のトーク部分、めっちゃ笑う🤣
こういう人がヒットチャートに上がるなら、ヒットチャートを確認するようになるのにな。
『余裕』
やりきった2月+Live映像
eill
本書にて知ったばかりにつき、まだ何も書けないけれど、素敵な曲と歌詞、そして歌声だなぁと。
『フィナーレ』
『片っぽ』
Sakura Tsuruta
美しく広がりのあるカッコいい音楽を創る人。
アメリカのバークリー音楽院ではElectronic musicと共に音楽療法も学び、首席で卒業。その後(音楽療法の)臨床経験を積み、その過程にて思うことがあり再びバークリー音楽院に入学しプロダクションとデザインの学科を専攻し……という経歴の持ち主。
Electronic musicは日本ではイマイチ一般に浸透していませんけれども、世界では大人気のジャンル。
ビシッと20世紀クラシックを学んでらっしゃったらしく、楽曲はそのどれもが聴き心地良く(音楽療法を学んだ経験も影響しているのではないかと思います)、Electronic musicを普段余り聴かないという方にも、安心しておすすめ出来ます。
Tsuruta Push 2 Performance
MUSIC SHARE #084 @Red Bull Music Studios Tokyo (インタビュー付き)
春ねむり
現時点では日本よりも海外での知名度が高い。
言いたいこと、思っていることを「叫ぶ」、そして「表現する」ことが出来るって、それだけで本当に凄くて、素晴らしいこと。
しかし考えてみればそれって本来は「当たり前に出来る(してもよい)世界」であるはずなのに、人間社会の多くの場所では、言いたいことも思っていることも内に秘め続けながら生活し、苦しまねばならぬ状況に満ちている。
しかしインターネットの普及と無料動画サイトの隆盛により、そんな状況を軽やかにスルーし、思いを作品へと昇華して「叫ぶ」アーティストたちが日増しに増えており、それは観ていて本当にワクワクする。
春ねむりは、この世の不条理の根元の部分にしっかりと気づいていて、その原因を調べ、学んで、考え、表現して、戦って、伝え、時間はかかっても変えてゆこうという本気の意思でもって呼びかけており、そのメッセージを聴く者の心に純度100%で届けるべく歌っている。
その真っ直ぐでピュアな、本気な歌詞と歌唱に、シビれる。
「愛よりたしかなものなんてない / Trust Nothing but Love」
「生きる / Ikiru」
『Riot』
愛と反抗を叫ぶ、日本の音楽の世界的代表 (インタビュー)
本書 公式サイト