映画『女っ気なし』
2011年/製作国:フランス/上映時間:58分
原題 UN MONDE SANS FEMMES
監督 ギヨーム・ブラック
予告編(日本版)
STORY
レビュー
主人公シルヴァンの、顔、禿散らかしたボサボサの頭、ぷよぷよな体型、走り方、水着の柄(ハイビスカスかな? もしそうなら花言葉は「繊細な美」「新しい恋」)は、完璧。
予告編ではそのシーンから、哀愁漂う曲が流れ始めますけれども、本編においても全く同じタイミングにて同じ曲が流れ、それはもう見事な、何とも言えない雰囲気を醸します。
また主人公は(予告編の最後でも)、「ぼくのこと男としてどう思う?」と質問し、相手に「かわいいわ」と言われてしまっています。しかも知り合いのおばあ様に。
要するにメスからすると、オスとしての魅力を余り感じない「かわいい」ペット枠に属してしまっているわけです。
ちなみに本作の原題は『UN MONDE SANS FEMMES』ですけれども、直訳すると「女性のいない世界」となっており、本編を鑑賞せずとも「題名」と「予告編」を見ただけで微笑んでしまうという、異色の完成度を誇ります。
それなら、せつない物語なのかというと……⁉
それは観てのお楽しみっ❣
追伸①
デンゼル・ワシントンやマッツ・ミケルセン、ジェイソン・ステイサム等も大好きですけれども、クレイグ・フォスター(『オクトパスの神秘: 海の賢者は語る』)や、グンナル・ヨンソン(『好きにならずにいられない』)、そして本作のヴァンサン・マケーニュのような男性の放つ香りにも、たまらない魅力を感じます。
追伸②
フランス人の青の使い方はオシャレ。