本当の意味で自発的であるとは
現代人の生活は 自然界から随分と
分断されているので 本当の意味で
自発的であることが かなり難しくなっている
機械的な時間の概念の中で 自分なりの
こだわりのルーティーンに沿って
生活する事が この社会では健康的だし
勤勉な良き事と思われている
だけどそんな風に几帳面で真面目な人が
ちょっとしたきっかけで
突然何もかもやる気を失って
鬱になる事も多い
自分で自発的にやっていると思っている事が
実はそうではなかったりするからだ
食べたり勉強したり遊んだり
仕事をするのもそう
今これを本当に食べたいのか
今これを本当に学びたいのか
今この遊びを本当にやりたいのか
今この仕事を本当にやりたいのか
自分に問いかける暇もなく 私たちは
何かに駆らられように行動する
手を止めると死んでしまうような
恐れに駆られていることにも気づかない
社会で生きる事は 確かにそれなりの
適応力が必要だし 約束や決まり事
だって守らなければならず
いつでも身体と心の声に従えるわけではない
だからといって 生命から自発性が
失われていくと 人間は自分にとっての
自然体がどんな状態なのかという事が
段々と分からなくってくる
これは生命としては
大いなる危機に瀕していると言える
頭が先行して何かに駆られて行動するのではなく
自分の中から湧いてくる動きたい衝動を
待つことは精神的には結構タフなことだ
人間が自然体に戻っていくには
頭は自分の思い通り勝手に自分を
動かしたくなるのをじっと待つ必要がある
自分の中に留まる事なく湧き上がる泉を
取り戻したければ待つ時間も大切なのだ
自分にとっての不自然な癖を外していくには
精神の忍耐力が必要とされる
そして真の自発性は必ず宇宙やガイアの
フローと連携している事を身をもって
知る最高の機会になる事を受け入れる
この社会で自分1人が取り残されていくような
恐れや焦りを乗り越えて あなたの中の
真の自発性が戻ってくるまで
自分を信頼し 自分の生命力を養い
待てる事が 本当の自愛なのだと感じている