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スプロミッション#9 ビーチクリーン

こんにちは。カスタマーサクセスチームの八木です。
以前にご紹介したブログでお伝えした通り、現在当社では社内コミュニケーション活性化施策「スプロミッション」が行われています。いよいよ今回が9グループ中9グループ目、最後の活動の紹介となります。

最後の取り組みは、私も所属するグループの企画です。その内容は「ビーチクリーン」です。地球温暖化問題もさることながら、最近では海に廃棄され、微生物に分解されることなく堆積するプラスチックごみに関するニュースも増えています。激変する地球環境、IT産業に従事する私たちSprocketのメンバーが仕事を通じて地球環境改善に貢献するのは容易ではありません。

でも今回のコミュニティ活性化施策をうまく組み合わせたら、できることもあるのではないか?そう思って企画したのが「IT企業なのに敢えてアナログなビーチクリーンでSDGsな未来を考える」というものです。

ここ数年の出来事でリモートワークが普及してからというもの、社内外のコミュニケーションも、デジタル機器の恩恵を受けています。アナログなものはデジタルに置き換えられ便利になりました。でも、必ずしもアナログは不便ではないと思います。アナログだからこその良さもあると思います。

今回の施策実行にあたって、立案者でもある私が責任もって本ブログで活動報告をおこないます。ビーチクリーンは7月9日(土)の午前中に神奈川県の辻堂海岸で行われました。

ビーチクリーンの企画背景

夏だ!海だ!という短絡的な発想があったことも否めませんが、12年前に前々職でも同じような企画を実施したことがあり、得も言われぬ達成感を経験したことがあります。当時もIT関連の事業会社に勤めておりましたが、普段はデジタルの仕事をしていることもあり、敢えてアナログの世界で何かを成すという経験が新鮮だったのかもしれません。

今回のスプロミッションの目的はコミュニケーションの活性化です。リモートワークが定着しているから、誰もが参加可能なスキームを前提とすると、必然的にオフラインでの実施は難しいようにも感じます。ただ、オンラインでやれば誰もが参加できて平等か?と言えば、決してそうではないこともわかりました。実施する時間帯や曜日によってはオンラインでも参加できない人は一定数出ます。

であれば参加できる人だけが参加すれば良い、という割り切りもありました。意味のある活動であれば今後も続ければ良いわけですし、参加も任意とすれば良いわけです。

集まったメンバーで「ひとつの目的」に向かって汗を流し、達成した喜びをわかちあう。別にビーチクリーンでなくても方法はあると思いますが、海洋に漂うプラスチックごみの問題に対し、例え微々たる貢献であったとしても、IT企業に勤める私たちにもできる取り組みだと考え、ビーチクリーンを提案しました。

ビーチクリーンとコミュニティ

ビーチクリーンを経験したことのある方はご存知かもしれませんが、作業自体はすごく地味です。海岸を歩きながらゴミを見つけたら拾う、ただその連続です。この季節は特に暑いので注意が必要です。今回は午前9時過ぎに開始し、午前10時にはゴミ拾いを終了しています。単調だけど暑いので、短時間で切り上げることも重要です。

ビーチを各自が練り歩き、それでコミュニティが形成されるのか?コミュニケーションが活発になるのか?恐らくただのゴミ拾いをしている間は、多くの人と交わったり、多くの声を発することはないかもしれません。

ただ、今回の目的「コミュニケーションを活性化させる」ためのコミュニティの定義を広げています。ビーチクリーンにおけるコミュニティ形成を、Sprocketで働くメンバーに限定せずに、そのご家族もコミュニティ構成要員のひとりと捉えました。

私たちはSprocketで働くことで家族を支えている側面もありますが、一方で家族に支えられているからこそSprocketで働けているのも事実です。そこでコミュニティのスコープを家族まで広げ、あえて休業日である土曜日の午前中にビーチクリーンを実行しました。

現地集合の様子

ビーチクリーン実施時は、家族単位で行動する人もいれば、メンバー同士で行動したり、ひとりで遠くまでゴミ拾いに遠征したりと、行動は自由です。自由行動だからこそ家族も含めた軽いコミュニケーションが少しずつ発生します。

ビーチの実態

今回のビーチクリーンを行うにあたって、事前にかながわ海岸美化財団に相談をしました(ゴミ袋もご提供いただきました)。最近はビーチクリーンを行う団体も増えてきており、比較的ビーチはきれいとのこと。

ビーチクリーンに訪れた神奈川県の辻堂海浜公園前に広がる辻堂海岸は、思っていた以上にゴミがありません!歩いて探せば小さなゴミはありますが、極端に大きなゴミはほとんど見当たりません。「カツオノエボシ」と呼ばれる毒のあるクラゲが波打ち際に転がっているとの報道もありましたが、実際にカツオノエボシを見かけることもありませんでした。

ゴミ拾いの様子

だがしかしっ!ビーチクリーンを開始する前に「注意事項」として参加メンバーにお伝えした甲斐がありました。見つけたら注意が必要、特に子供が触ることのないよう要注意、見つけたらゴミ袋には詰めずペットボトルなどの容器に入れて他のゴミとは分けて捨てるべきものがあるんです。できれば見たくない現実、でも拾っちゃったんだから仕方ない。これがそのゴミの写真です。

ビーチに捨てられていた注射器

注射器です。このビーチ周辺は国道の街灯も届きづらく、日が暮れると周囲は真っ暗です。そんな状況で使用されているんでしょうね。注射器を何に使用しているのか想像もしたくないですが、こんな危険なものを砂浜に捨てるとは・・・。このゴミを拾っただけでも十分な成果だったのではないかと思います。

ゴミの山の前で記念撮影

午前10時だというのに気温は30度を超え、晴天にも恵まれたおかげで余計に暑く感じる日ではありましたが、予定時間のゴミ収集を終え、集めたゴミの前で集合写真です。今回、Sprocketのメンバー全員が同じ会社のロゴTシャツを着てゴミ拾いをしようと呼びかけていました。

集めたゴミの前、お揃いのTシャツで記念撮影

まさに待ちわびた瞬間です。炎天下ではあったものの、良いことをした後の皆さんのステキな笑顔です。全てはこの瞬間のために。全員でひとつのことを成し遂げた達成感を味わえるこの一瞬のために企画をしました。

Sprocketのメンバーが14名、そのご家族が7名、合計21名によるビーチクリーンも無事に終えました。こうしてみると、なんだかんだでゴミ拾いをした甲斐があったといえそうな量のゴミですね。皆さんのご自宅から辻堂海岸まで、結構な道のり、時間をかけて来ていただいたことかと思いますが、思っていた以上に大勢集まったことが何より嬉しいです。

参加特典

遠路はるばる来ていただいて、ゴミ拾いだけをして帰ってもらうなど、そんな無粋なことはしません!今回のコミュニケーション活性化施策では、経費の使用が認められています。そこで今回の参加メンバー限定の特典を用意しました。

社内で参加メンバー募集を呼びかける時から一貫して、「参加ノベルティ」がどんなものなのか、シルエットは見せてきましたがその実態は謎のままビーチクリーン当日まで隠し通しました。せめてものお楽しみにです。

せっかくゴミ拾いをしたのに、新たにゴミを増やすようでは本末転倒です。サステナブルな未来を祈って用意した今回の参加特典はこちら!

ビーチクリーン参加者ノベルティ

Sprocketの企業ロゴ入りのステンレスボトルです。発注する時の最低本数が50本だったので、結果的には半分以上の参加特典が残ったままです。残りの参加特典は、また別の機会に使えるよう持ち越します。

さらに炎天下での作業を労って、冷えたドリンクを配布しました。早速配布したばかりの水筒に氷とドリンクを入れて使用しているメンバーもいました。ステンレスボトルはなかなか好評だった模様。ペットボトル飲料の容器はゴミとも言えるのですが、現地で捨てることなくゴミは持ち帰りました。きっとリサイクルされることでしょう。

暑い中、同じ目的に向かって全員で成し遂げた後です。ほんの一息ついたこの瞬間にも、あちこちでコミュニケーションが発生しました。ビーチもすっきり、気持ちもすっきり、そんな達成感から得られる解放感。これこそが今回求めていた体験です。

一粒で2度、3度おいしい

この取り組みには別の狙いもありました。第一に会社のコミュニケーション活性化施策として行うこと。それ以外には、企業としての姿勢、環境保全への取り組みを世の中に伝えることです。

環境省の推進するPlastics Smart

通称「プラスマ」と呼ばれている環境省の取り組みのひとつ、海に漂流するプラスチックごみに対して私たちはどうすべきか。プラスチックと賢く付き合いながら、未来へ向けた様々な取り組みに参加させてもらいました。

”ビーチクリーンでサステナブルな未来を考える”を開催!

かながわ海岸美化財団

今回の取り組み実施にあたり、ごみ袋のご提供や、集めたごみの処分でご協力いただいた、かながわ海岸美化財団のWebサイトでもSprocketの活動報告をしております。

株式会社Sprocket

こういった形で外部サイトにも掲載されるると、SDGsな取り組みを継続していく覚悟にも繋がります。来年以降もぜひ続けていきたいものです。

応募検討者へのメッセージ

9グループのコミュニケーション活性化の取り組みを紹介してまいりました。この振り返りは改めてnoteでも共有するつもりですが、社内の反応は非常に好評だったといえそうです。

現時点で過度にコミュニケーションが不足しているわけではないにせよ、社員が増え、リモートワークや在宅ワークが加速するなかで、コミュニケーションのきっかけを生み出す取り組みを「愚直に継続していくこと」が重要なのだと思います。

この2021~2022年7月の間に32名の新メンバーがジョインしました。2020年より以前にいたメンバー数を超えています。60名近い社員の過半数が在籍歴1年半以下となります。新旧メンバーが入り交じりながらも、事業成長のスピードを落とさないためにはコミュニケーションが生命線です。

このような状況を楽しめる方、ぜひともSprocketにご応募ください。仕事は決して楽ではありません。むしろ大変なことのほうが多いでしょう。だからこそ「こういった取り組みが大事」と共感いただける方は、Sprocketに向いているかもしれません。

編集後記

ビーチクリーンにご参加いただいたメンバーに、後日簡単なアンケートを取りました。参加いただいた皆さんは誰もが好意的に受け止めており、ひと安心です。

土曜日の朝から、神奈川県の辻堂海岸という地で、参加するだけでも大変なのに、「過度に拘束してはいかん!」という自制心で、ビーチクリーンが終わったら即時解散としていましたが、ビーチクリーンが終わった後に「ランチ」や「BBQ」があっても良かったという声もいただきました。皆さん、元気です!!

次回はぜひ海辺の「BBQ」もセットで同じような企画を実施できるといいなぁと目論んでおります。IT企業ということもあり、ただでさえ屋内に閉じこもっていることが多いメンバーばかりなので、屋根のない場所に一同が集まるという体験はなかなか新鮮で良いものです。

というわけで、今後に向けてこのネタは温めていく所存です。

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