フローストックの見方で 『エスプレッソアフォガードフラペチーノ』 を考察してみた
読書が趣味でそれなりに多くの本を読むのですが、その中でも今日は特に勉強になった一冊を紹介します。細谷功さんの『フローとストック 世界の先が読める「思考」と「知識」の法則』(KADOKAWA)という本です。
「フローとストック」と「抽象と具体」の2つの考え方を複合し新しいフレームワークを見出しているところが秀逸で、内容自体も非常に分かりやすく読み進めていて飽きない内容になっており、システム思考的な発想で非常に筋の通った考え方をしています。
同書の記事を探してみたところ、下記の記事が分かりやすかったので添付しておきます。
非常に分かりやすく書かれているのですが…
私としてはこの本に関してはビジネス的な捉え方をしてほしくなくて、もっと大きなことが書かれていて「人が発展してきた仕組み」や、「世の中にある概念」のことを「フローとストック」の理論を用いて説明しています。
チャットGPTやGeminiに「フローとストックってなんですか?」って聞くと金融のことか、物理学のことを答えてきます。
では、この本には「フローとストック」がどんなふうに説明されているのか、ということを下記に記してみました。
フローは「流れ」のことを示し、ストックは「蓄積」のことを示しています。
例えば、「勉強をする」ということをとって考えてみると、情報を「インプットすること」これは「インフロー」にあたります。「知識を蓄えること」これは「ストック」にあたります。仕事で「知識を活かすこと」これは「アウトフロー」にあたります。
勉強はイメージしやすい例ですが、この考え方は日常のあらゆる行為に当てはめることができます。「行為」を「フロー」に「名詞」を「ストック」に置き換えて考えてみてください。
私は今スタバで「エスプレッソアフォガードフラペチーノ」を飲んでいるのですが、これも「(過去の購買データの分析、商品開発を含めたあらゆることの)蓄積」で成り立っています。
この説明だと「それだけか」と思うかもしれませんが同書には、人の進化の歴史、社会の仕組み、世界のあらゆることをこのフローとストックを用いて説明がなされています。また、「ストック型思考(ストックを好む思考)のジレンマ」「フロー型思考(フローを好む思考)のジレンマ」の特性や課題などが解説されています。
「抽象と具体」の説明については割愛しますが、この本を読み終えるとより的確に世界を捉え、新しいものの見方ができるようになり世界が広がり、読者の私たちに新しい発見をもたらしてくれます。
興味をそそられなかった方も、ぜひ一度は試し読みしてみてください。
読んだ方が良いと思うイチオシの本です。