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すずめの戸締まり 個人的感想
はい!ということで、先ほど念願の新海誠監督さんの映画「すずめの戸締まり」を見てきました!😭本当にすごかった!というか重かった!それでは気ままに振り返ってみます!
とりあえず電車の車掌さんとか、映画販売の方とか、私を映画館に導いてくれた方に感謝ですね。🙇♀️はい。これはビックイベントなので。
今回、私は他県のIMAXのある映画館で鑑賞してきました。一つ失敗だったといえば、プレミアムシート?はラウンジが使えるらしかったのですが、全然そのラウンジを使うことなく映画が始まってしまいました。😄ラウンジではドリンクが無料ですね。
それと、メガネを普段はかけているのですが、もう少し拭き拭きシートで拭いてから見るべきかなーとかいらんことを冒頭12分くらいは一人でやっていてとても準備不足で怠慢な自分を呪いました。🥲でも家で冒頭は見ていたので大丈夫です!お前の個人的な話はええから感想早く言えや!と言われそうなので
簡潔に率直にいうと、
速い!怖い!重い!思いが重い(これが闇というか本気の部分の新海さんか)!そして日本の大切な日常と日本のこれからと震災そして、、、、、、、、、、、、、親子問題と自己救済です
もう上記に尽きますね。(全然簡潔じゃない😅)起承転結がはっきりしているというよりは、転転転転!結って感じで息つく暇もなくストーリーが展開されます。
そして、それぞれ自分の心が動いたシーン(まずはゾッとしたシーン)を少しずつメモがてら振り返ってみようと思います。おそらく今回の作品で新海誠監督がやりたかったことは内面を抉るような作品作りです。ヒット映画は、大衆受けのための負の描写が少ない作品も多いですが、今回は心をゴリゴリ抉る、ダークな君の名は!みたいな感じになっていると思いました。だからこそ「ゾッとする」場面、だけど救われるカタルシス的なロックな映画になっています。これはもう「神事」ですね。日本神話との関係はユーチューブでトーランドットさん?をみてくださいm(__)m
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後ほど声優さんのこともメモしたいと思いまあす!本当に皆さん、声綺麗。
ゾッとしたシーン1(東京)
終始、日みず?ミミズ?と呼ばれる禍を引き起こす炎のようなものを扉に閉じ込める感じのストーリーなのですが、南海トラフの上をなぞるように最初の宮崎、愛媛?、岡山+神戸ときて、東京のシーンにゾッとしました。これは私だけの感覚かもしれませんが、御茶ノ水駅の近くの電車の出口?からボーっとミミズが出てきていて、おそらくあれは、多分表現したいことに「人身事故」があったような気がしたからです。東京という街はなんでもあって便利で豊かですが、私があそこにヒロインのすずめが飛び込んでいくのか?と思うと「辞めてー😭」って感じになりつつ、そもそもおどろおどろしいあの描写がより一層おどろおどろしく感じました。
あれはあえて電車の入り口に扉をつくってますね。都会の人も、人身事故が当たり前になっているその日常を考え直すべきだというメッセージ、皮肉のようにも見て取れました。
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ゾッとしたシーン2(パーキングエリアでのトラウマ)
これが正直一番やばかったですね。帰りの電車で頭を抱えこんでしまいました😅。もうねここでね。ドキッとしました。叔母さんの岩戸環は姪の鈴芽のことをそんな風に感じてたんだあーって。愛と憎しみは表裏一体だけどあれはちょっと言いすぎじゃねー?のと。問題のシーンですね、、、。なんていうかどんなセリフを言っていたのか思い出せないくらいに衝撃でした。ニュアンス的には「あんたなんか産まなきゃよかった!」みたいなセリフ。環さんはお母さんじゃないけどね。これ私だけなのかもしれませんが、この言葉って一番世の中で嫌いなセリフの一位なんですよね。何あの蟹座のどす黒いところを煮て集めたみたいなセリフって思いました。
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ここで、大臣とかいうまどマギのキュウベエの親戚みたいな、CCさくらのケロちゃんみたいな猫ちゃんも関わりながら話が進んでいくので、重い展開になりにくく、なんとかなってましたが、あれって現実で言われたら私だったらほぼ絶交だと思いますね。あれはひどい。別の意味で心の扉が閉まりましたね。😭
それぐらい今回の映画は「君の名は」よりグロテスクだと思いました。でも心にくるんよなー。心に。こんな体験したのいつぶりだろうかー?カジノロワイヤルのヴェスパーの件以来だろうか?勤めていた会社の社員の裏切り以来だろうか?って感じの重さでふ。
おそらく新海誠さんの記憶の中にも、こういう感情体験があったのだと思いました。これは、あの人生みたいな映画です。あまりにも言葉が出なくなる、、。そして声優の深津さんもすごいです。これは京都に放浪しないとやってられないレベルでの演技だと思います。これは思い。重い。
はい。ナゲー!ってことですみません。これはあくまで私のメモなのです。😊
ゾッとしたシーン3(黒い塗りつぶし)
ここもですね。これは東北大震災のお話も含まれており、私が触れていいのかどうかというところもありますが、震災前後で鈴芽の日記の代わりようが、人間の本当の闇の部分を表している気がしました。誰にも触れられたくない過去があるように、あのように真っ黒に塗りつぶされた日記を見ると、ここも心が抉られますね。私も日記を書いていて、嫌なことがあった日付の文章は読めないくらいになっていたりするのでその感情を思い出しました。これはただの子供の感情だけではないと思います。🙃
過去のトラウマと震災を絡めているので、分かりにくくなっていますが、ヒロイン鈴芽の地元を振り返る描写と、眼鏡(言い方😂)のキャラの景色に対する感じ方の違いから、地元に対するトラウマを鈴芽に見て取れますし、それはそのまま新海誠監督、いやこれを見ている視聴者さんのそして、私の地元のトラウマを呼び出すものだと思いました。ゾワゾワ。それくらいこの映画は自分とむきわせる過酷なゾッとする描写が多いのです。
ゾッとしたシーン4(ダイジン)
また猫ちゃんに戻って。目も大きくて整形ぽくてなんだか不気味なやつですが、私は意外にこの人物は前作品の須賀圭介さん的な過去を持っていそうで、そういう観点から見ていましたが、何がゾッとするかというと鈴芽にこっぴどく嫌われて、だんだん萎んでいくシーンがかわいそうでした。なんていうんだろう、、鈴芽のことが好きで、守ったりしているのに「二度と話しかけんじゃねえー!😡」って言われて、アイドルのファンなのに総スカンされるオタクのような、切ない気持ちになりました。好意って残酷ですね。ダイジンをみているとつくづく報われないなーって思いました。まどマギのマドカみたいですね全く。そういう意味では鈴芽は、ただのイケメン好きの、犠牲的なブサ猫を虐待するような少女にも見えましたね。皮肉を考えすぎか、、、。
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「うちにおいでよ!」鈴芽が冒頭にダイジンにいった部分。環さんが鈴芽に「うちの家族になろうよ」と言った部分。そして鈴芽がダイジンに言った冷たい言葉、鈴芽が環さんに言われた悪魔の言葉、、、、作用反作用のようにリンクしますね。無自覚に愛の言葉は使わないようにしようと思いました。😭このような招きの言葉は、相手への依存です。無自覚なく、傷つけあって、ますね。これが「愛」なのか、、、、、そりゃそうだけどあまりにも、、、、🥲
はあ。。。休憩。なんか面白いシーン語ろう。
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好きなシーン1
、、、、、、、、、笑えない真剣なシーンが多く、捻り出すのが難しいのですが、序盤の椅子に変えられて坂道を下るシーンとか、新幹線で富士山が見えなくて嘆く鈴芽ちゃんのシーンとか、寝相の悪い草太さん(やっとここで出てきた😂)などがクスッとくるところでした。いや短い!もっと他にないんか!月間ムーはどこに行ったんだーっ!
音楽についていえば、冒頭の坂を下るシーンはジャズっぽくておしゃれでルパン三世みたいでカッコよかったし(さあ!冒険が始まるぞー加速するぞー皆ついてこーい😠ってリードする感じ)、戸締りのシーンは幻想的なファンタジーな音作りで、流石の陣内さんの音楽だと思いました。退廃的なニーアオートマタのような音楽がよかったなあー。あれなんていうんだろう?教会旋律?チャーチモード?神聖な音楽好きなんですよね。ゴシック?建築的な。本当にあの音作りが神聖でよきでした。今回は音が海王星と冥王星チックでした!
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