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HSPやACだと気づいたけれど「じゃあどうしたらいいの?」と悩んだときに読む話

最近はインプットに自然と力が入っている時期で、たくさんのトラウマや生きづらさに関する本を読んでいます。

読んでいる本など、わたしの本棚は都度、ブクログで記録していっています。興味のある方はぜひ、覗いてみてください。


わたしは長らく、漠然とした生きづらさを抱えていました。それはもう、物心ついた頃から、空気のように自分の側にあった、「なにかがおかしい」という感覚でした。

ネガティヴ思考だったり、いつも喉元が苦しかったり、他の人は気にならないような小さなことがとても痛かったり、つらいと感じたり。他にも、いつも考えすぎてしまったり、不安が人よりも強かったり。

そういった症状(という言葉はきっと適切ではないけれど)は、わたしがわたしらしく、気楽に生きることを阻害しているという自覚だけは、とても強くあったのです。

だからこそ、その苦しさの原因を理解したかったし、その解決策を探し出したいと思っていました。 “原因” がわかれば、必然的に “解決するための方法” や “対処法” がわかるはずだから。

そうして、中学生くらいの頃から、自己啓発や哲学、スピリチュアルや精神世界の本などを、がむしゃらに読みあさっていました。もう少し大きくなってからは、心理学なども。


そうした学びを続ける中で、自分はいわゆるHSPと呼ばれる気質を持っているんだ、とか、水瓶座の性質がとても強いんだ、とか、機能不全家族で育ってきたから愛着に課題を抱えているんだということがわかるようになってきました。

でも、「じゃあ、どうしたらいいの?」という部分は、わからなくて。


HSPや毒親育ち、アダルトチルドレンなどという “原因” は、なんとなく理解できても、その具体的な解決策って明確には提示されていなくて。

なんとなく精神論というか。
「そんな自分の特質を理解して、それが自分らしさなんだと受け入れてあげましょう」みたいな言葉で締めくくられることが多かったように感じます。

でも、この生きづらさっていうのは「そういう特質や気質なんだよ」では片付けられないものだし、受け入れてあげることで生きやすくなるのかと言われると、そうではなかったのです。


こういった、漠然とした「なんか違う。でもなにが違うのかわからない」という感覚を持っている方って多いんじゃないかなって。

そんな感覚に対して、答えのようなものをくれたのが、「発達性トラウマ『生きづらさ』の正体」という本の中で書かれていた一文でした。

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