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#delete C に協賛するということ Delete C #5

  Delete C は、#1でも紹介した通り、

①対象の商品・ブランド名などに含まれるCの文字を消して
② 対象のハッシュタグをつけてTwitterかInstagramに投稿しすると、
③ 投稿数 × 100円、参加企業がdeleteCを通じてがん治療研究に寄付します

という活動です。
 この話を知った時、にわかは信じられませんでした。商品やブランド名を改変する、しかも文字削除で改変することを、企業が承諾することはあり得ないと思ったからです。これは本当にすごいことだと思いました。
 商品名とは言え、名前はアイデンティティなので、ロゴやカラーなどを勝手に変えただけで、その商品やブランドのアイデンティティが損なわれます。ましてや「C」の表記があった場合それを削除したら、たとえどういう理由であったとしても、あり得ないと思いました。
 「Calbee」は「× albee」に、「CCレモン」は「××レモン」に、「Campusノート」は「× ampusノート」に。
 また、「C」を消す行為に何の意味があるのかという批判もあると思います。
 でも、その行為に対して「C」が付くいくつかの企業は自ら名乗り出て協賛しました。
 もちろんハッシュタグをつけてSNSにアップすることで企業が寄付するので、企業のCSR (「corporate social responsibility:企業の社会的責任」のことです)を果たすことにもなりますし、実はその商品の宣伝になります。
 うがった見方をすれば、この活動にかかる企業の寄付額は広告費と見做されなくもないかと思います。慈善行為が商業行為にもなっているわけです。うまいビジネスフレームだと思います。
 もしかすると、ピュアな10代のみなさんの中には、このような企業のあり方に「何かずるくない?」「それって慈善活動って言えるん?」と、疑問を持つ人がいるかもしれません。果たしてそれはずるいことでしょうか? そんなカラクリなら善意とは言えないのでしょうか?

つづく

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