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風と住まいの民俗学
風と住まい
風と共に暮らした人類の物語
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季節風の強い地域では樹木によって風を遮り、砂漠の住まいでは、光を遮り、空気をそとから取り入れる仕組みをつくりました。今回は、人間はどのように風と対峙したかを考えてみたいと思います。
防風林~強風から家を守る~
北海道
![](https://assets.st-note.com/img/1705209893560-7zkGWNRGmh.jpg?width=1200)
富山県砺波(となみ)平野 屋敷林
季節風から住宅を守るため、垣入(かいにょ)と呼ばれる防風林が各屋敷を囲っています。
樹木の種類はスギが多く、ケヤキやカキなどが混植されています。
砺波(となみ)平野は庄川(古く雄神川と呼ばれました)の旧河道を利用した灌漑(かんがい)用水路が網目状に発達しています。緩やかな傾斜によって、広大な土地で水田農村が形成してゆきました。
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