「太りたくない」ー満足感は後まわしの食事
食事の基準は「太るかどうか」
過食や食べ吐きをする人の中には「太るか・太らないか」が食事の基準になっている人もいます。
例えば、食べ物を選ぶときに「食べたいもの」よりも「より太らないもの」を選んだり、満足して食べ終わるのではなく「これ以上食べると太るから」という理由で食べるのをやめる、ということが挙げられます。
「太らない」という基準から外れたものを食べざるを得なかったり、基準以上に食べてしまった場合にはひどく混乱したりいら立つこともあり、そこから過食につながってしまうこともあります。
この、厳格なルールとも言える「食事の基準」が当たり前になりすぎて気づいていない人も少なくありません。
しかし、その場合でも、友人や職場の人との食事でメニューを決めるのに時間がかかったり、食事を通したコミュニケーションを楽しめないなど、何らかの不都合を感じているのではないでしょうか。
こうした食べ方には、過食衝動の存在はもちろん、自分に厳しい考え方、やせ衝動などさまざまな要因が関係している可能性があります。一人で悩まずに専門機関に相談することが大切です。
センターでは過食や食べ吐き、食べ方がおかしい人への無料相談を行っています。興味のある人はホームページもご覧ください。