20代で300万の借金を抱え…若い時の苦労は貴重な経験!
こんにちはAKIです!
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さて、マガジン「過去の自分に伝えたいこと5選」の2つ目の記事です。
今回は、リアルな借金生活をしていた頃の話です。
借金はネガティブなイメージがありますが、この経験でお金の怖さを学ぶと同時に、金融リテラシーを高めるきっかけが生まれました。
失敗は本当に早い方がいいです。
では参ります。
借金を抱える人の割合
以下は、実際に貸金業者を利用している人の数です。
実際に借入している人の人数は、2016年までは年々減少していましたが、2017年以降は増加傾向にありました。
2020年以降は再び減少しています。2020年に職を失ったり、給料が減額される人も増えましたが、借金をする人の数は増えませんでした。
一人あたりの残高も2014年頃までは減少傾向にありましたが、近年は再び増加していて昔と変わらない水準になってきています。
2021年12月時点のデータです。当たり前のことですが、借入件数が増えるほど借入残高も増えていきます。
5件以上の借り入れがある多重債務者の一人あたりの借入残高は263.5万円です。これだけ借りられるのは凄いですが、どうやって返していくのでしょうか。
これは借入をしている人のデータなので、家や車のローンを抱えている人を含めれば、借金を抱えている人はさらに多いと考えられます。
自分で自分のケツを拭く日々
夢を諦めると同時に、借金を抱えることになってしまった話は、前回の記事で紹介しました。
半分、自暴自棄になっていた僕は、勢いで会社を辞めたあと、アルバイトの掛け持ちで生計を立てながら、借金の返済を続けていました。
昼間は、アウトドア専門店で接客の仕事をしながら、深夜は配送業者で仕分けの仕事を、さらに冬は子どものみが参加できる旅行会社でスキー教室の引率もしていました。当時の僕にとって仕事を選ぶことは贅沢であり、そんな余裕なんてありませんでした。
「できることはなんでもやってやろう!」
当時はアルバイトのみで手取り17万あればいい方で、20代ならではのガッツと勢いでなんとか乗り切っていました。
しかし、疲れが出てくるたびに、アルバイトをお休みするようになり、徐々に手取りも減っていきました。
カードでお金!
キャッシング枠を現金化!
無審査即日融資!
カンタン高額バイト!
ほったらかしで○○万円!
など、
当時の僕にとっては、どれもキラキラして見えていました。
現代においても、若い人に限らずトラブルに巻き込まれてしまう人がいますが、手を出したくなる気持ちも分からなくはありません。
ですが、稼いでいる人はちゃんと苦労と努力をしています。
そんなことも知らないまま、とうとうキャッシングに手を出してしまいます。
50万のキャッシング枠を使い切る
社会人になりたての頃に作ったクレジットカードがありました。そこのキャッシング枠が50万あり、初めてそれに手を出します。
ATMで預金を引き出すように、キャッシングを重ね、そのお金で生活費を補填し、さらに借金の返済にも充てていました。
借金を返済をしているつもりになっていましたが、気づけば、ただ単に借金が増えているだけの状態になっていました。
そして、50万の枠を使い切ってしまった僕は、新たにクレジットカードを作り、またそこでキャッシングを繰り返します。家には常にバイトの給与明細と次回のカード会社の請求書が散乱していました。
キャッシングの返済をリボルビング払いにし、毎月1万円を返済しているつもりでしたが、実際は毎月2万円の返済となっていました。
そうです。
1万の返済に加えて、カード会社の手数料が1万となっていました。
ろくに請求書も見ずに、がむしゃらに返済を頑張っていましたが、ここで初めて、キャッシングとリボリング払いの怖さを知ります。僕はまんまとカード会社の"いいカモ"になっていたのと同時に、カード会社が儲ける仕組みを理解しました。
それでも、住む場所を確保するために家賃はなんとか払い続け、後回しにできるものは、なるべく支払を送らせ、公共料金や税金など次回にまとめて2か月分払うことなんてザラでした。
この時すでに、完全に金銭感覚が狂っていました。
底に落ちるのは本当にあっという間です。
そして、ある日電話がかかってきます。
知らない番号から”着信アリ”
ある時から、身に覚えのない電話番号からの不在着信が増え始めました。
知らない番号だった場合、いつも検索する癖をつけていた僕は、ネットで番号を1件ずつ調べます。
090-○○○○-○○○○は、タナカと名乗る闇金です!気を付けて下さい!
080-○○○○-○○○○は、アンザイと名乗る闇金です!絶対にかけなおさないでください!
など、全て闇金がヒットしました。
同じ着信番号を検索している人が他にもいて、簡単に情報がみつかりました。
闇金からお金を借りた覚えなど全くなく、全て正規のカード会社から借金をしていたため、身に覚えがありませんでした。
僕の憶測ですが、お金に困っていそうな人を探し出して、お金を借りさせるための”営業電話”だったのではないかと思います。
お金に困っている人は、お金が欲しいハズなので、うまく人間の心理を突いていると思いました。
しかし、どこで僕の個人情報が流れたのでしょうか。
個人情報保護法がありますが、世の中には所謂、”情報屋”とい言う人が存在するらしいです。
裏社会のことは良く分かりませんが、その世界は確実に存在し、結局個人情報なんて筒抜けなんだと思います。
身に覚えのない着信は無視することが一番です。
弁護士を雇い任意整理へ
借金生活が2年続きました。余裕がなくなると、闇金からの不在着信の誘惑に負けそうにもなりましたが、金融リテラシーが低いなりに、それはダメであることを理解していました。
この時、新たな借り入れ枠も無くなり、毎月借金の返済だけで約12万ありました。300万だったはずの借金も400万近くまでに膨れ上がっていました。
とうとう首が回らなくなり、なんとか解決する手段を模索した結果、たどり着いたのが、任意整理でした。
借金解決を専門とする弁護士事務所があります。借金を払えなくなった人に代わって、弁護士がカード会社などに和解交渉を持ちかけてくれます。僕の場合、支払い期間を延ばす代わりに毎月の支払額を12万から57000円まで低くして頂けました。
弁護士さんってなんか怖いイメージがありましたが、一歩を踏み出す度胸が身に付いていた僕は、弁護士事務所を訪れます。
実際に訪れてみると僕の勝手なイメージとは真逆で、キレイなオフィスに出て来たのは、親身に話を聞いてくれる若くて優しい弁護士さんでした。
なぜ借金をしてしまったのかなど、過去を責めるような話は一切なく、今後どうするかを一緒に考えてくれ、その日からカード会社からの取り立てや督促状がストップしました。
ここで、任意整理についてみんなが気になる点と、その回答をまとめてみましたので、ご参考ください。
家計簿をつけて完済
当時、僕の担当をしてくれた弁護士さんの名前を今でも覚えています。
藁にも縋る思いで駆け込んだ先で、僕を受け入れ救って頂いたことに今でも感謝しています。
カード会社と和解してからは、コツコツと毎月57000円のみを返済していきながら、もう二度と同じ過ちを繰り返すことのないよう、金融リテラシーの向上にも努めました。
まず始めたことは、家計簿アプリの活用です。どこにいくら使ったかが明確になるので、無駄な出費を把握でき、支出を抑えることに成功しました。
そして次に、お金に困らないようにするにはどうすれば良いのかを本で勉強しました。僕が読んだ本はこの5冊です。
・お金の真理
・お金の向こうに人がいる
・なんのために学ぶのか
・知らないと損する池上彰のお金の学校
・心配事の9割は起こらない
そして約5年の月日が経ち、ようやく完済することに成功しました。その時はもう30歳を迎えていました。その時の実際の清算書がこちらです。400万の内、殆どの金額を弁護士さんを通じて返済しました。
まとめ
マイナスからゼロへ、そしてゼロからようやくプラスへ。今では余裕資金で資産運用までできるようになりました。
もし、これが60歳で借金をしていたら、体力的、精神的にも辛く完済できていなかったかもしれません。早い段階でお金の失敗ができたことは、ラッキーでした。
人それぞれですが、僕はローンの買い物は身分不相応だと思っています。現金で買えなければ、買いません。
なので、持ち家ではなく賃貸、マイカーではなくレンタカー、ただの貯金ではなく資産運用を選択しています。
若いうちから、少しでも金融リテラシーを高め、是非お金に困らない生活を手に入れてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。この記事が気に入って頂けたら、スキ&フォローをお願いします。
次回、「ブラック企業から逃げ出した方法」をお届けします!