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賞味期限は「消費期限」とは違う!本日の書【86】命
![毛筆による書道作品で本日の書【86】命(いのち)の写真の様子](https://assets.st-note.com/img/1718572307063-s575fbRFV0.png)
鮮度は大切でも同時に命を粗末にしたくない矛盾
物/もの/モノには命がありその命もまた有限です。
そこには生産者や製造に携わった方たちによっても命や魂が込められているとも思います。
市場にならんでる物/もの/モノには展示品としても商品価値というものがあります。
つまりは鮮度が大事ということですね。(骨董品屋さんはさておき)
新しい商品が生まれて古くなってしまったかつて新しい商品も、店頭では入れ替えによって在庫処分が行われます。
スーパーで品出しなどをしているのをみたらよくわかるはずです。
それはまるで人体を構成する細胞が周期的に入れ替わってやがて新しい細胞に生まれ変わっていくのに似ているかのようです。
なおさらモノでも食べ物には命そのものが詰まっています。
(だから食事の前に並べられた命をいただきますとご挨拶できない人とは食事をしたくありません。)
賞味期限と消費期限と売れ残りの処分
さて特に食べ物には賞味期限や消費期限というものがあります。
似た表現ですが賞味期限はすぐに食べないと危ないものではありません。
消費期限はその日を超えて食べるのは命の危険があるので食べるのをオススメられないという期限の切迫性が違います。
さて今日仕事の帰りの閉店直前のスーパーに滑り込んで目についたのが「にしんの姿煮」でした。
本日が賞味期限につき半額で148円と書いてありました。
まだたくさん売れ残っていました。
おそらくは(たいへん残念ですが)店頭で賞味期限を過ぎて並べられて売れるとは思えません。
お客に対して賞味期限の切れた商品を陳列できるようなことはなくて今回の売れ残りはおそらく回収されて廃棄処分かと思います。
私はこれらのにしんの姿煮がとても不憫に思えてなりませんでした。
帰宅して確認すると賞味期限を過ぎたにしんの姿煮があった
私の記憶でたしかにしん蕎麦を食べたいがために1パック買ってあったのを思い出していました。
定価で296円で買っておいたのですね。
どっこい帰宅して私が日持ちすると思って買ってあったにしんの姿煮の賞味期限はやっぱりこの日でした。
あちゃー、油断してた。ただ賞味期限ですからお店の店頭とは違って数日から1週間ぐらいは猶予があるように思います。
便宜上設けられた賞味期限は相対的な商品の在庫管理の時間的な目安に過ぎないからです。
最初から賞味期限で売れ残りそうという予想があれば普段の私であればお、安くなってる!と小躍りして即買いしていたでしょう。
いえ今回は違いました。食べきって在庫が0になるまでは新たに買わない。
まとめ買いはできるだけしないのが節約とシンプルな暮らしの第1歩だと私は思っているんです。
どんなに安かったとしても自分の食べられる範囲で適量を備蓄したいと思います。
(ちなみにしぶさんというミニマリストは冷蔵庫そのものを持たないで街が私の冷蔵庫だったと言うライフスタイルだったように記憶しています。)
私は冷蔵庫持ってます。
そしてその中に賞味期限は6月15日とほぼ3日過ぎようとしていた卵があります。
ええと卵の賞味期限は切れても慌てなくても大丈夫そうです。
心配にはおよびません。
生卵として食べるのは少しリスクありますけれど。
加熱して食べればまだ平気です。
また別のスーパーで安くなってると思って値引きされていた冷やし中華の生麺は明日が消費期限でした。
(だから値引きされていたんですね。)
![今日が消費期限だったので朝から生カツオのお刺身を用意した写真画像](https://assets.st-note.com/img/1718581041367-1XzLmL7Hsa.png?width=1200)
カツオのたたきと生かつおのお刺身がかぶってるやん
さて昨日のスーパーで生カツオが短冊で398円を半額で売られていました。
しめしめと私は買い物カゴに入れました。
昨日から今日にかけてが製造日と消費期限でした。
しかし私はその2日前にはカツオのタタキを買っておりました。
このカツオのタタキは前日の日曜日が消費期限でした。
日曜日のお夕飯にはカツオのタタキを。
![お夕食に作って食べたカツオのタタキの様子の写真画像](https://assets.st-note.com/img/1718581147999-Jcxlqdgny7.png?width=1200)
カツオかぶってるやん。でもお刺身大好きです。
お安く買えたら買っちゃいます。腐っても鯛ということわざがあります。
それは例外で通常生鮮食品は鮮度が落ちればお安くなってしまうんですよね。
お財布事情の厳しい庶民はそこは狙い目でもあります。
安くかっておき食べきれない場合はお刺身であっても、みりんと醤油で漬にしておく一晩は保存することも慎重さが必要ですができないわけではありません。
私はこういう場合はまとめ買いだとしてもたとえ消費期限がかぶってるとしても無理なまとめ買いとは一線を引いて区別しておきます。
結局のところ自分の「命」を大事にすることに行き着く
食べ物をできるだけ粗末にしないことは結局は自分の命を大事することにつながっていきます。
消費期限の過ぎた食べ物は捨てざるをえません。
そのために消費期限を設けています。
しかしまた賞味期限に振り回される売り手や買い手の事情には頭痛がつきまといそうです。
食べきれないほどの食事を取ろうとするほど傲慢な態度はないように思います。
それは私自身への自戒でもあります。
以上私なりの食べ物を出発点にした「命」への感情を書きとどめてみました。
かつて押井守の作品イノセントにはキャッチコピーが「イノセントはそれはいのち」と描かれていたのを思い出します。
特に食べ物だけを意識して書道で命と書いたわけではなく単に私の命のあり様が1文字に込められたらと思い筆をとりました。
私なりの思いを込めた毛筆による書道作品本日の書【86】もご覧ください。
漠然とした「命」という文字から皆様はどんな印象をお持ちになったでしょうか?
ここまで読んでくださりありがとうございます!
皆様におかれましては健康が一番です。
そのためにも鮮度にこだわった食べ物をできるだけ食べる。
必要以上に食べ物を買わない。飲食店では食べ切れる以上の注文は避ける。
つまりは食べ物を粗末にしない。
そのような食生活と理想の社会をともに実現できますようにお祈り申し上げます。
今回の主題は食べ物でした。
ちなみにアパレル業界でも廃棄される服たちの問題は根深いですね。
次回以降で一般家庭から日常で廃棄されるゴミについてもふれらたらと思っています。
よろしければぜひ次回の機会でもお会いできますように切に願います。
P.S.
創作大賞2024へビジネス部門として参加します。
私は中年独身の男性かつ末端の消費生活コンサルタントに過ぎません。
それでも消費者の主体的なちいさくても声をあげることに社会的な意味があるのを信じたいと思います。
かつて消費者運動とは女性とりわけ女性である主婦が中心だったのです。
しかしながら現在は男性によっても家事/家事労働への参加が進みつつある様子です。
主夫なる言葉もだんだんと定着していきます。
そして私の本業は小売り業界。つまり売る側にいます。
ビジネスの世界はいわば売る側の男性目線で語られることが多かったような印象です。
しかし同時にまた買う側である一人の一般消費者としての側面を持っています。
そこで、男性の目線で語る消費者の視点で鮮度のある提案ができたら幸いです。
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![そうたい](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/152324693/profile_d4eba2c67e5aabcf132334eb0e47b583.jpg?width=600&crop=1:1,smart)