現役ライターによる「ノベルゲーム」の「シナリオライター」講座、はじまる。
■このコンテンツは何?
このnoteでまとめている内容は、以下の通りです。
・まとめの内容は?
企画書や仕様書の書き方、シナリオライティング論、スクリプト演出法
・扱うジャンルは?
PCノベルゲーム、美少女ゲーム、ギャルゲー
・誰向けなの?
ノベルゲームを創ると心に決めた人向けの、入門&実践講座。
美少女ゲームメーカーの開発現場を覗いてみたい人。
■「ノベルゲーム」の「シナリオライター」向け講座
友人から「ゲームのライター」をしていると話を聞いたとき、
あなたはどのような職業を思い浮かべますか?
ゲーム雑誌に攻略記事を書くライターでしょうか?
それともゲームで表示されるテキスト=物語を書くライターでしょうか?
前者は「(ゲーム)ライター」。
後者は「シナリオライター」という括りになります。
ここで解説しているのは後者、
「ゲームに実装されるテキスト」を書く
「シナリオライター」についてです。
解説する内容も「ノベルゲーム(※)」
「美少女ノベルゲーム」「ギャルゲー」に特化しています。
「アクションゲームの企画書を書きたい」「TVドラマの台本を書きたい」
という方のご期待には添えないかと思います。予めご了承ください。
■『ノベルゲーム』とは?
ノベルゲーム、アドベンチャーゲームとは、
スマートフォンやパソコン(PC)、
家庭用ゲーム機(PS4など)といったデジタル端末を使い
『文章で書かれたお話』を楽しむゲームジャンルのひとつです。
小説は、文章で『読者の脳内に』物語と情景を描き出します。
漫画は、コマ割りされた絵 + 吹き出しの台詞という
『静止画』で物語を表現します。
アニメや映画は、『音声+動画』で物語を魅せますよね?
ノベルゲームは、
小説のように物語を「文章(テキスト)」として読ませ、
漫画のようにキャラや背景のビジュアルを「絵」として表示し、
アニメのように「音楽」「音声」「SE」で場面を盛り上げます。
小説、漫画、アニメの”いいとこ取り”をした
ハイブリッドなカルチャーコンテンツ。
電子書籍ならぬ「電子紙芝居」が、
ノベルゲームの正体です。
■書いてるのは誰?
筆者は、美少女ゲームメーカー(ALcot)で働いている
企画&メインライターの「空下 元」(ソラノシタ ハジメ)です。
PCノベルゲーム(ビジュアルノベル)を企画段階から作り、
自ら仕様書とシナリオを書き、
スクリプト演出(とデバッグ)まで担当してきました。
■まとめの概要
内勤ライターとして、美少女ゲーム業界で15年以上働いてきた経験と、
そこで得たノウハウを文章にまとめたいと思い、筆を取りました。
「ライターになるための10の方法……いかがでしたか?」
「令和仮面ライターに求められていることとは……」
「ゲームライター残虐物語! この先生き残るには……」
といったフワフワとした感じの話は他の人にお任せして、
この講座では覚悟を完了した向けに
の三項目について、詳しく説明していきます。
その他、美少女ゲーム業界特有の謎規則や技術解説、
仕事に取り組む際の心構えなども紹介していきます。
開発現場によって作法や常識が異なりますので、
書かれている内容を「絶対」だと信じ込まず、
「そういう意見もあるよね」くらいの、ゆる~い感じでご覧ください。
■どうして書こうと思ったの?
美少女ゲーム業界は閉鎖的な雰囲気があり
後進の育成はあまり行っていません。
これは各クリエイターが外注で作業を受けることが多く、
技術的なノウハウが社内に残されていないことが原因かと思います。
業界内でよく耳にするのが
という声。
だが、すでにお気づきであろう。誰もノウハウを残していないのであ……
いえいえ、そんなことはありません。
最近は著名な方々がネットの記事や同人誌でノウハウを残してますね。
技術論を語るのがプチブームな気配。とても良い傾向だと思います。
「皆がすなるnoteといふものを、私もしてみむとてするなり」
というわけで、私もブームに便乗したわけです(素直)。
美少女ゲーム業界で働くクリエイターは外注(フリー契約)が多く、
内勤で15年務めたシナリオライターは稀有な存在かと思います。
社属だからこそ見えてくる企画職の苦労、業界の闇(笑えない)など
一風変わった視点からゲーム制作のノウハウについて語れればと思います。
ぶっちゃけ私もいつ消えるかわからないので(えー)
生きた証を残しつつ、
情熱を胸に秘めた若きクリエイターに
何かしらのヒントを与えられれば幸いです。
■どんなスケジュールで公開するの?
更新は、毎週末……隔週……時々……かな(弱気)
全部で8章(50記事前後)を予定してまして、
1章は無料公開。
2章からは、期間限定無料公開⇒後日1記事ごとに有料(100円)
でいこうかなと。
(探り探りなんで変わるかもしれません)
記事に書いた内容は、後日イベントで同人誌としてまとめる予定です。
無料期間中にアクセスしていただければ、先行公開版が無料で読める
という意識でいるといいでしょう。
せっかくなので書籍化も希望。
一声おかけ頂ければ喜んで尻尾を振ります。
なお、すべての予定は未定。
様子を見つつなので、予めご了承ください。
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私はねぎらいの言葉とお金で動く。人間だもの(はじめ)。
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