問題児くんとの決別と、現れた救世主くん
息子と急接近した、年上の問題児くん。
なかなか仲良く過ごしているなと微笑ましく眺めておりました。
朝から問題児くんがお家に来てくれて、
なんやかんや言いながら息子と二人でそれなりに遊んでいたのですが。
お昼近くになって、お昼は買って食べると言う問題児くんの真似をして
息子もどうしてもコンビニでご飯を買って食べたいと言うので
渋々、少しのお金を持たせました。
二人にお金のやり取りはしないことをしっかり言い聞かせて。
お昼は外で食べたらしく、午後を少しまわってから息子が帰ってきました。
「もう友達やめる!」と大泣きしながら。
問題児くんにわざと耳元で大声を出されて耳が痛いと号泣しています。
そういえば問題児くんは今日なんとなく機嫌が悪かった。
二人を外に送り出す時に嫌な予感もしていました。
なんとか息子をなだめつつ、耳鼻科に連れて行こうか迷っているうちに
息子の耳は落ち着いてきました。
少し後になって問題児くんが家に謝りに来ました。
私は盛大に説教をし、問題児くんを家に帰しました。
問題児くんが帰ってから息子とよくよく話してみると、
二人の間でお金のやり取りもあったとのこと。
実は問題児くんは以前にも他の低学年のお子さんに
「お金を持って公園まで来い」と言って問題になったことがありました。
成長して一見、良い子みたいになった問題児くんを私は見抜けなかった。
息子はこの頃問題児くんの真似をして
色々なことを隠して陰でやるようになりました。
もちろん幼いやり方なので私には丸見えで、
これも成長かと思い私は呑気に見守っているつもりでした。
悲しいけれど、「もう問題児くんと遊んではいけないよ」と息子を諭しました。
傷つけてくる人は友達ではないこと、
友達は選ぶこと、
お金のやりとりは絶対にしないこと。
「もう友達やめたいけど、そうしたら学校に友達がひとりもいなくなっちゃう」
床に突っ伏して泣く息子を見て私まで悲しくなりました。
すると玄関のチャイムが鳴りました。
モニターを見ると、息子の別の友達でした。
救世主、現る!
のんびりとしてとても優しい、ちょっと年上の男の子です。
「ほら、お友達が来てくれたよ!」
息子は「えっ、ほんとに?」と玄関まで走り
さっきまで泣いていたのも嘘のように生き返って
いそいそと支度をしています。
救世主くんに「来てくれてありがとうね」と声を掛けると
もともと息子と遊ぼうと我が家まで向かっている道すがら問題児くんに会い「息子くんにごめんねって伝えて、公園まで一緒に連れて来て」と
言われた様です。
巻き込んでごめんね、関わらなくていいよと言うと
「じゃあ僕、断ってきます!」と、
救世主くんは公園まで断りに行ってくれました。
巻き込んで本当に申し訳なかったです。
救世主くんがまた戻って来て息子と合流し、
仲良く二人で遊び始めて私も心底ほっとしました。
息子の交友関係をただ見守るのは
こういう時、とても辛かったりもします。
今回は私の判断でお付き合いをやめさせる結果となりましたが、
息子には仲良くして良い相手とそうでない相手を
自分で見極める力をつけてほしいと願っています。
息子も私もまだまだ修行が必要そうです。