毎日投稿は本当に必要か——楽しさの観点から考える
noteをある程度ガッツリやろうとしている人は、こんな意見を聞いたことがあるかもしれない。
《毎日投稿をしよう!》
毎日投稿。これはよく聞くキーワードだ。
「毎日投稿」とは読んで字の如く、「毎日」noteを「投稿」することである。この毎日投稿を心がけましょう!——そういう趣旨の意見である。
確かに、毎日投稿をすることのメリットはあるだろう。
しかし、存在するのはメリットだけだろうか?
言い換えると、そこにデメリットはないのだろうか?
そこで、「毎日投稿」のメリットを充分に認めた上で、
あえて、「毎日投稿」のデメリットを考えてみたい。
この記事で試みるのは、
毎日投稿をディスることではない。
むしろ、「”毎日投稿”との上手な付き合い方」を探ることを目指す。
🌈はじめに——「毎日投稿」とは何か?
では、考察の土台として、「”毎日投稿”とは何か?」を改めて考えてみたい。
「はァ?そんなの”毎日投稿すること”に決まってんだろ!」
と思うかもしれないが、しばしお付き合いいただきたい。
ここでやっておきたいことは、「毎日投稿」と「似ているが異なるもの」を区別することだ。
ズバリそれをいうと、「毎日執筆」である。
どういうことか?
つまり、「”毎日投稿”しているからといって、”毎日執筆”しているとは限らない」ということだ。
当たり前に思えるかもしれないが、この点を見逃してはならない。
例えば、1日に10本記事を書けば、それだけで10日は「毎日投稿」をすることができる。
つまり、「毎日投稿」するために「毎日執筆」する必要はない、ということだ。
🌈毎日投稿のメリット——PVの観点から
何事も「どの視点から見るか」でメリット/デメリットが変わってくる。
たとえば、「自転車で会社に行く」ということは、「健康」という観点から見ればメリットかもしれないが、「移動時間」という観点から見ればデメリットかもしれない。
このように、「毎日投稿」も、どの観点から見るかで、メリット/デメリットが変わってくる。
そこで、今回は「PVという観点で」毎日投稿のメリットを考える。
ザッと考えるだけでも、以下のようなものが挙げられる。
✅読者の目につきやすくなる
✅定期的に読者に読んでもらいやすくなる
などなどだ。簡単に言えば「PVが伸びやすくなる」ということだ。
これはPVという観点から見れば、大きなメリットだろう。
では、別の観点から見た時、「毎日投稿」には何かデメリットが存在するのだろうか?——その点を考えてみたい。
🌈毎日投稿のデメリット——”楽しさ”の観点から
毎日投稿のデメリットは存在するか——その問いを、「楽しさ」という観点から考えてみる。
「毎日投稿」をすることは簡単なことではない。
「毎日投稿をしよう!」と思って毎日投稿をしているあなたには、心理的に見れば「義務感」が生じているかもしれない。
言い換えれば、「あ、今日まだ投稿してなかった。投稿しなきゃ!」と思う、その気持ちが生じてはいないか?——ということである。
noteをビジネスでやっていない場合、あなたはnoteを「遊び」(言い換えれば、義務の伴わないもの)と位置付けているだろう。
そんな「遊び」であるnoteに、「今日も投稿しなきゃ!」という「義務」が入り込んでくる。——これはデメリットと言えないだろうか?
さらに、「毎日○○」するという「繰り返し」のものは、多くが「習慣化」されている。
たとえば、毎日新聞を読む、毎日歯を磨く、などは「やりたいからやっている」というよりも、むしろ「毎日やっているからやっている」と言える。
つまり、「毎日○○」は、行為から「楽しさ」を引き剥がす。
「楽しいからやっている」が、「習慣だからやっている」に変わる。
noteを「遊び」(やりたいからやる)でやっているあなたにとって、これもまた、デメリットとは言えないだろうか?
まとめよう。
「毎日投稿」という行為は、noteの「楽しさ」を減らす可能性がある。
🌈楽しさを取り戻す——原因から結果への回帰
「書きたいから書いていた」はずなのに、いつの間にか「なんとなく作業のように」なっていた——。そうならないためには、どうすれば良いだろうか?
結論、毎日投稿を「目的」ではなく「手段」と考えることが大切だ。
言い換えれば、毎日投稿はあくまで「楽しさ」の「結果」であって、「楽しさ」の「原因」ではない。
noteを書くのが楽しいから、気がついたら「結果として」毎日投稿をしていた——これが理想である。
「毎日投稿をしよう!」と義務的に決めて、それが「原因で」毎日noteを書いている——これでは「遊び」ではなく「作業」になってしまう。
”楽しさ”と”毎日投稿”を両立するためには、「毎日投稿」の位置付けを「原因」から「結果」に変える——これが私の考えるオススメなポイントだ。
楽しく、気ままに、noteを書いて行けたら。そう思う今日この頃である。
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