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大学で学ぶということ Vol.0
大学で学ぶよりも高卒で働いた方が社会の役に立てるのではないかと思いながら高校に進学したものの、いつの間にか大学のしかも教育学部に入ってしまった私がこの1年大学で学んだことを"得たもの・失ったもの"という観点を含みつつも"変わったこと・変わらなかったこと"を中心に振り返ってみたいと思う。
とは言ったものの年間で60単位分の授業を履修した(単位を落としていないことを切に願っている)私にとってそれらを十把一絡げに振り返ることは無謀で無意味だろう。
ここで私が望んでいるのは、少しだけ丁寧に一年間の学びを振り返って記録することだ。教員養成大学で教師がどのように育てられるのかに興味があるからこそ、自分自身の変容も可能な限り客観的に捉えられるようにしたいと考えている。しばらくは自己内省を晒していくという私にとっては挑戦的な取り組みになる。
当たって砕けろ
具体的な授業を通しての学びや気付きは今後の記事に回すとして、ここでは詳細を振り返る前の私が思うこの大学1年目の学びを簡単に振り返ってみたい。
3月。合格者一覧に自分の受験番号があるのを確認してただ一言「あった!」と言っただけだった。それは私にとってあまり感情が動く出来事ではなかったようだ。むしろ大学に行く明確な目的を自分の中で見つけるよりも先に大学に合格してしまったという感覚があったのだと思う。だからこそ、心の中で強く誓ったことを覚えている。
やりたいこと全部やってみよう、と。
中学生くらいまでは人並みに将来の夢を語れていたのだが、大学受験の渦に飲み込まれた私はやりたいことを見失っていた。正確に言えば欲望を押し殺して生活していた。もともと「将来のために今を犠牲にすることが嫌い」な私にとって受験勉強は地獄でしかなかった。だからこそ、自分を取り戻したいと思い大学では少しでも興味が湧いたものには積極的に飛び込んでみた。けれども当然ながら人間である私の一日は24時間しかないから間もなく限界が訪れる。
ここだけ書くと多忙で悲惨な生活と思われるかもしれない。がしかし、私が今回メインテーマにしたいのは大学での学びである。ほとんどすべての授業で一番前に座っていた私が一体何を感じ、考えていたのかをこれからしばらく書き連ねていくことにしたい。
そういうわけでまだまだやることは山積みなのだが、春休みに向けて気を引き締める意味を込めて毎日投稿への再挑戦をする。目標は2月末日まで。