ピピのつばさ「リンゴさんが読んでくれたお話しのお話」3
「ピピとコオロギおじさんのお話し」
※(投げ銭方式ですので無料で読めます)
リンゴさんは、時々ピピたちに
面白い お話しを聞かせてくれます。
そのお話を 誰かに 話したくなったピピは。
お庭に咲いていた、優しいお花さんに
お話しすることが できました。
その次の日の事です。
ピピが、お庭を 散歩していると。
どこからか、「ルルル、リー、コロコロコロー」と
美しい声が 聞こえてきました。
「あれ?
この声は、いったい
どこから聞こえて くるのだろう?」
と思ったピピは。
辺りを キョロキョロと 見回しました。
でも、どこから聞こえてくるのか 分かりませんでした。
すると、もう一度 「ルルル、リー、コロコロコロー」と
美しい声が 聞こえてきたのです。
その声を 耳を澄まして 聞いていたピピは
言いました。
「きっと この草の向こうから 聞こえてくるんだわ 」
と言うとピピは、草の向こうに 回ってみました。
するとそこには。
長ーい おヒゲをはやした
コオロギおじさんが いたのでした。
ピピは、「やっぱり ここにいたのね」
と言うと。
コオロギおじさんの そばに寄りました。
ピピの姿を見ると、コオロギおじさんは、
「やあ、ピピ。お庭の お散歩かい?」
と言いました。
ピピは、驚いて尋ねました。
「えっ、コオロギおじさんは。ピピのことを 知っているの?」と
すると、おじさんは答えて言いました。
「ああ、知っているともさ。
昨日は 庭の お花さんに
面白い お話を聞かせて くれたんだろ」と。
ピピのことを、 お花さんから、
聞いていたことを 教えてくれました。
それから、おじさんは ピピに こう言いました
「今日は、わしがピピに コオロギの 歌を
聞かせてあげよう」と思うと。
そういうと コオロギおじさんは、ピピに
「ルルル、リー、コロコロコロー」と
美しい声の歌を聞かせてくれました。
ピピは目を閉じて 美しい声に聞き入りました。
♪ ♪ ♪ ♪♪♪ ♪ ♪ ♪ ♪♪♪ ♪♪♪ ♪ ♪ ♪
歌いおえた、コオロギおじさんは ピピに言いました。
「この歌はな、コオロギの親から子へと
伝えられている 歌なんだよ」と。
ピピに 教えてくれたのでした・・・。
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「ピピとコオロギおじさんのお話し」
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