Gracias Zizou
今日は第二次政権の話をします。
それではどうぞ。
境地
こんな状況からCLベスト4、更にはリーガとの二冠の夢まで見させてくれた。
第一次政権の時とは違い、クリスティアーノ・ロナウドのような絶対的なエースはいない。いや、正確にいえばいるはずだったのだが。
正直、未だに心の整理がついていない。僕にとって、マドリディスタにとって、レアルマドリーにとって彼はアイドルでありマドリディスモの塊だからだ。公式の言葉を借りると、彼の家は先にも後にもマドリーであり、マドリディスモの心の中に彼がいる。
彼は、3連覇メンバーを中心としたチーム作りは変えずも、マドリーに将来があると思われていたセバージョス、レギロン、マルコスジョレンテらを飛ばし、フェデ・バルベルデやフェルラン・メンディを連れてきた。実際はポグバも熱望していたが、その夢は叶わず。理想のピースがないままシーズンを戦うことを迫られた。ジダンの望みが叶わなかった例としては過去にクリスティアーノ・ロナウドの退団などがある。ジダンはなんとしてもクリスティアーノの退団を止めてくれとクラブに訴えていたが、及ばず。3連覇を達成し、その後彼も辞任を発表した。
話を戻そう。彼が連れてきたメンディとバルベルデは大躍動。怪我こそしたものの、他に怪我人続出の中大きく奮闘した。メンディのスーペルゴラッソが無ければアタランタに負けていたかもしれないし、バルベルデがいなければそもそもサッカーになっていなかったかもしれない。バルベルデはトニルカでは為すことの出来ないことをやってのけ、トニルカゼ絶対主義のジダンの信頼を勝ち取った。
ジダンの就任時はマドリードダービーとクラシコにおいて負けなし。これは大きな大きな功績といえる。彼は今年のチェルシー戦だったり、去年のシティ戦だったり要所要所での謎采配こそあるものの、彼がマドリーにもたらしてくれたものは非常に大きい。
雨の中1人スーツをずぶ濡れにしてタッチラインギリギリでチームを鼓舞する姿であったり、メディアへの対応、選手との信頼関係、その全てがマドリディスモに溢れていた。
ジダンは退任する前、選手一人ひとりに電話をしたそう。更にジダン退任を知らされた後のチームは大きく落ち込んでいるという報道がある。
本当に人間性にも優れており、選手からの信頼が厚いのも納得できる。
退任が正式に決まった後マドリディスタは皆口を揃えて感謝を伝えた。その中に文句を吐く者はいなかった。マドリディスタ一同、「ジダンに続けてほしかった」というのが総意だろう。
だが、やはりレアルマドリーというチームは"結果"あってこそだ。無冠という結果は内容を問わず相応しくないことは確かである。こういう事はあまり言いたくないが、"暗黙の了解"といった所だろうか…
Gracias🙏
Thank you for everything🤍💙
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