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#12 サブカルの街でぶらり(高円寺/東京)|写真とひとり散歩

病み上がりすぐの週末は、体力回復のために近場を散歩することにした。
近場といえば、新宿になるわけだが、今回は下り方面ということで高円寺へ。

本日のお供は、我が相棒PENTAX  KFだ。

家の近所も撮りながら出発

久々の散歩。
体力が落ちに落ちまくっていて、平日は仕事をするだけで精一杯だった。

コンクリートから元気に生える雑草

しっかりと体力を回復させたいが、無理は禁物。
気分が悪くなってもすぐに帰れるように、近場から徐々にという算段だ。

最近柑橘系が実になっている
育てている人たちは収穫しないんだろうか
ウェルチ発見

飲みに来る場所という印象の高円寺

電車に乗って高円寺駅に到着。
そういえば、休日に中央線は止まらないんだと、駅に着いてから気づく。

この中央の広場にはよく
見るからにヤバそうな人がたむろっている

この土地は、数年前によく飲みにきていた。
ただし、飲みにきていたとは言いつつも、自分は下戸だ。

しかし、サラリーマンには付き合いというものがある。
飲み会前にウコンを飲み、臓器保護のため食べ物をできるだけ胃に入れ、万全の体勢で臨んでいた。
今でこそ、多様性やらダイバーシティやらが強く叫ばれる時代になったため、飲みニケーションは廃れた文化かもしれないが、数年前はそうでもなかった。

下戸だろうとなんだろうと、飲みの席に連れて行かれるならば、経口接種したアルコールを体に取り込まない方法を編み出さねばならない。

おかげで、意図的に胃の中のものを自分の意思で排出することに長ける体質になった。

24時間営業の店は減った気がする

秋を探す

過去を思い返しながら、ぶらぶらと歩く。
久々に外に出たら、すっかり空気が秋になっていた。

天気がいい日は多くの人が公園に集まる
葉の色と空の色が秋色だった
枯れ葉を集めた絨毯の上で子供たちが走る
カサカサとした音を聞きたくてわざと枯葉の上を歩く
秋だと何故か遊具ももの悲しげに見えてしまう

秋になると、なんとなくもの悲しい、そんな気分になる人が多いと思う。

昔から四季を意識した日本人は、季節ごとの印象や気分が自然とインプットされているはずだ。
そのため固定概念的な部分も大きな影響だが、どうやら日照時間が減るとセロトニンの分泌も減り、気分が落ち込むというのもあるらしい。

同じような靴が並ぶ店舗
これは古着ではないのか?
よく見たらワンピース
こういう植物の育て方はなんか高円寺っぽい

秋の気分の落ち込みを軽減するには、できるだけ午前中から日光に多く当たれるよう時間を作るといいらしい。
ただ、個人的にはこのなんともいえない陰鬱な気持ちが秋だという感じがして好きだったりはする。

日本で唯一の天気の神社?

そういえば、高円寺には、日本で唯一、天気を司る?気象神社がある。
その珍しさから一度参拝をしてみるというのもいいが、さらに2つほどおすすめポイントがある。

1つ目は、手水舎が四季折々の花で飾られた花手水になっていること。

今回はピンク系
左側からもパシャリ 色味のバランスがいい

そして2つ目は、てるてる坊主だ。
色とりどりのてるてる坊主が飾られていて、一つひとつ可愛い顔が描かれている。
これは、買うときに色が選べるんだろうか?

下駄絵馬に てるてる坊主
てるてる坊主には顔が描かれていて可愛い

高円寺らしい部分もぶらぶら

気象神社を後にして、高円寺らしい場所もぶらつくことにした。

バス停には落書きやらステッカーやら
これぞ高円寺という感じがしないでもない
高架下の飲み屋街はあまりに有名
昼間は開いていないため人も少なめ
掲示板の広告もなんだか独特だ
KFC…
ここの通りも写真スポットとして人気だったはず
こういう雰囲気の路地もちょこちょこある
道幅が狭くまさに路地といった雰囲気

いまさらだが、高円寺を歩きながら、やはりどうにも自分には合わない土地だと感じる。

やはりこの街は、例えば古着が好きだとか、サブカル好きだとか、飲み会好きとか、そういう人はめちゃくちゃ楽しめると思うが、自分は残念ながらいずれも全く興味がないのだ。

ただ、街を探検すると、ところどころ面白いものはあるので、たまに探検するにはちょうどいいと思う。

花を見つける

冬に近づくにつれて、緑はなくなり、花も枯れるが、その中でも咲いている花を見つけるのは意外に楽しい。

サザンカが咲き始めた
ツバキはもう少しあとかな?
紫の花
白いサザンカ

これから寒くなると、何を撮ろうか?と迷うことも多いが、季節ごとの風景を楽しんで撮りたいと思う。

高円寺から中野方面へ

ぶらり歩いてみたものの、肌に馴染まない高円寺を出て、中野方面へ歩き始める。

歩道橋を渡っていく
歩道橋の上から撮ろうと思ったが
落下防止の柵が意外に厚くて断念
親子が楽しそうに歩いていた

歩いていると、ピーポーピーポーという音が聞こえた。
なんだか、最近救急車が多い気がする。
歩いていると必ず1回は遭遇している気がするのだが、そんなに緊急出動が必要な状態なのだろうか。
ただ、あるとき倒れたとしてもこうして助けてもらえるのかと思うと、日本は恵まれた国だ。

太陽があると何気ない景色も
ドラマチックな瞬間に見える
この通りは歩道橋が多い
未回収のゴミ
使用禁止のベンチ

今日は、あまり長い時間の散歩ではなかったが、やはりカメラを持っているとどこまででも歩ける気がする。
過去、運動が嫌いだった自分だが、健康的な趣味ができたものだと思いながら、中野を目指した。
さて、次はどこへいこう?


📷PENTAX KF

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