#6 GRⅢ HDFとモノクロの夜(表参道/東京)|写真とひとり散歩
実に3カ月ぶりに美容院へ行ってきた。
今回は、美容院帰りの表参道の夜をRICOHのGRⅢ HDFで撮ってみた。
美容院へそろそろ行かねば
いつもは大体2カ月に1回の頻度で平日の仕事終わりに行くが、不真面目選手権代表としては珍しく、馬車馬のように働いていて行けなかった。
ただ、美容院はできれば行きたくない。
だからといって、伸びっぱなしになっている髪を放置するわけにもいかないし、渋々出かける。
美容院に行くときは、服装も何もかも適当で、財布とケータイをポケットに突っ込み、手ぶらで向かうのがデフォルトのスタイルだ。
どうせ洗うし切るのだから、髪をセットするのは時間の無駄である。
そこまで手間を省いた行動をしていても面倒だという気持ちは消えず、なんとかそれを抑え込むべく、カメラに手を伸ばす。
何せ自分は単純で、カメラがあれば出かけたくなるのだ。
帰りに写真を撮ろう、そうしよう。
自分の機嫌を取りながら、美容院へ向かった。
夜の表参道を意気揚々と
美容院で、3カ月かけて伸びた髪と別れを告げ、いつものマッシュヘアに戻った。
ここからは自由時間だ。夜の表参道へ繰り出す。
家に帰るには、原宿駅の方が便利なので、そこまで歩くことにした。
ゆっくり歩いておおよそ15〜20分ほどの距離だが、私は普段から歩くのが極端に遅いため、もっとかかることもある。
夜の表参道は、昼間とは打って変わって人通りがまばらだ。
スナップをするには、都合がいいことこの上ない。
RICOH GRⅢ HDFとはどんなカメラか
ここで、今日のお供であるGRⅢ HDFについて紹介したい。
まずは、RICOH公式の説明はこちらだ。
つまり、光が通常に比べて、ほわ〜っとなるカメラだ。
うまく撮れると、なかなか幻想的な雰囲気に仕上がる。
それなら夜景との相性がいいのだろうと思っていたが、意外にも光が多すぎる景色では若干のうるささを感じる仕上がりとなった。
例えば、これだ。
レーザービームを撮ってみたくて、シャッタースピードを長めにしたところ、街灯がめちゃくちゃ主張する写真になった。
そもそも、場所選びや自分の技術不足の問題が大きいのかもしれないが…。
一方で、適度な光がある夜景はとてもキレイに、かつ鮮明に写してくれる。
GRⅢには、モノクロにも4種類のモードがあり、今回は陰影を少し強調したかったのでハードモノトーンにした。
さらに陰影を強調するなら、ハイコントラストというモードもある。
モノクロにも種類があると、表現の幅が広がってさらに楽しめる要素になると思う。
誰にも邪魔されずにゆっくり
ここからは撮ってきた写真を載せていくことにする。
人通りの少ない夜は、好きなときに、好きな場所で、マイペースに写真が撮れた。
原宿の交差点に到着。さすがに、ここには人がそこそこいる。
ただ、やはり日中よりはだいぶ落ち着いている。
夜散歩も終盤へ
いつもなら原宿駅に着く頃には、大した距離ではないのに疲労でぐったりしているが、今回は夜で人が少なかったからか、疲労感も少なかった。
もし表参道でスナップするなら、平日夜がオススメだ。
このまま、新宿駅周辺の夜スナップに行ってもいいかと一瞬思ったが、新宿は昼夜問わず人で溢れている。
歌舞伎町周辺は、かなり独特の雰囲気を纏っており、眠らない街としても有名だ。
自分は、しっかりと眠りたいタイプなのでそのまま帰路に着いた。
📷RICOH GRⅢ HDF