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SIGMA fpって、実際どうなの?

ずっと気にはなっていたSIGMA fp…

カメラ界隈?では、クセが強いとか、不便とか言われており、使いこなせるか怪しかったため購入を見送っていた。

だが、色々な方の作例を見るたびに、
「めっちゃいいな…」
「これ、撮って出し?色味が天才」
「カメラのデザイン、シンプルでいいわ〜」
などと思い続け、インターネットで検索をしまくる日々。

レンタルでお試し

ということで、百聞は一見にしかず。
レンタルした。

四角いボディがカッコいい
iPhone12miniにて撮影

レンズは、キットレンズに指定されているSIGMAの45mm F2.8を選択。
使いこなせなかったときのために、PENTAX Qをお供に連れていく。

早速、撮り歩こう

場所は、新宿からスタートで、まずはその辺を適当に試し撮りした。

カラーモードは
いいと噂のパウダーブルー

カメラをちゃんと構えるでもなく、片手で撮っただけなのに、やたらドラマティックに仕上がる。
これは、正直…楽しい。

操作性は、デフォルトだと少し不便だ。
事前にボタンやダイヤルに色々と振り分けて使いやすいようにカスタムした。

fpの欠点とされるローリングシャッター現象
このときは気にならなかった
(しかしこの後電車の中から
撮影したらとんでもないことに)

レンタル期間は2泊3日なので、時間を気にせず持ち出せる。どこに行こうか?

花1本がシャインマスカット価格…?

とりあえず、まずは新宿駅へと向かった。
途中、駅中のお花屋さんの前でパシャリ。
ふと見える価格1,760円…これは花1本の値段か?
これ1本で、シャインマスカットが買える。

鮮やか!

秋といえば!

やはり、今の時期は、コスモスとかイチョウ並木とか、そういうのだろう。
完全にお花屋さんの影響を受けた私は、オレンジの電車こと中央線に乗った。

目的地は、立川の昭和記念公園。新宿から快速で30分ほどだ。
立川駅からは徒歩で向かい、入場ゲートをくぐるとすぐにイチョウ並木が視界に入った。

昭和記念公園の有名なイチョウ並木
黄緑といったところか
黄色になるのはもう少しかかりそうだ

まだ、葉は夏の気配を残す色味だが、しっかりと銀杏が実っていて、あの独特な香りが漂う。
できるだけ、踏まないよう歩いていたが、半分ほど歩いたところでこの努力は無駄であると気づいた。

公園には、多くの犬が散歩に来ているが、彼らの鼻は無事だろうか。
そんなことを考えながら、SIGMA fpと共に広場へ向かう。

葉の間から漏れる光が綺麗だった
ギリギリ残っている百日紅を発見

このカメラは、パウダーブルーというカラーモードにすると、微妙に青が滲む。
この滲み具合が、何となくフィルムっぽくもあり、撮り方によっては懐かしさを感じる表現もできる。
他にもカラーモードがいくつもあり、実に幅が広い。

花の楽園でfpの欠点に気づく

昭和記念公園では、9月頃からキバナコスモスが一面咲いているエリアがあるが、個人的には複数の種類がミックスされている花畑エリアが好きだ。

蝶々や蜂も飛び回るメルヘン空間
コチャバネセセリ?
ホウジャク
もしかしてセイヨウミツバチ?
野生化していないって書いてあったが
飼われている?

虫の写真を載せてはみたもの…実は相当撮影に苦労した。
そしてよく見ると、ピントがズレている。
というのも、理由は2つある。

まず、1つ目は、SIGMA fpのオートフォーカス性能はあまりよくない。
いや、この際はっきり言おう。素早く動く小さい虫などには使えないレベルだ。

2つ目は、ファインダーがないため、明るいところだと液晶が見えない。
別売りで後付けファインダーはどうやら2種類あるらしく、装着するとカメラの見た目が大きく変わってしまう。
またそれも特徴があって面白いは面白いのだが…

あれ?桜が咲いている
寒桜かと思いきや河津桜

ただ、私は幸いなことに、PENTAX Qを原点に、現在のメインはPENTAX KFだし、オールドレンズも使っている。
「マニュアルフォーカスという手段もあるしな」「ピントが合ってなくても雰囲気良ければよし」と大雑把な性格を発揮。
特に気にならなかった。
これで、SONYやCANONを使っていたら、不満を感じたかもしれない。

唯一無二の個性は強い

しかし、その欠点があったとしても、出てくる描写はfpにしか出せないという個性がある。
ここでいくつか写真を見てほしい。

ピンクの色味が絶妙
透け感がちゃんと表現されている
青の滲みの特徴が手前にあるマゼンダのコスモスに
顕著に現れている

全てjpg撮って出しだ。
素人の自分でもこれだけ撮らせてくれるなら、もはやオートフォーカスがよくないとか、ファインダーがないとか、些細な問題に思えてくる。

パウダーブルーという名前ながら
暗部が黄色に寄っているのもまたいいバランス

実は、動画も複数撮ってきたのだが、これまたなんだか映画のような描写になるので、気になる方は一度ぜひレンタルをしてみてほしい。

その際、1つ注意点がある。それは、バッテリー持ちがよくないことだ。
USBで給電ができそうなので、場合によっては充電器があるといいかもしれない。
私が使ったときは、4時間ほどでバッテリーがゼロになりそうだった。
しかし、この消費スピードは、動画を撮っていたということも大きいのかもしれない。

ボケも盛大にボケてくれて好きだ
人によっては少しうるさいと感じるかもしれない

善は急げとよくいうけれど

そんなこんなで、大満足で一度帰宅することにした。
帰りに自宅に寄って、レンタルしたSIGMA fpを置いていく。

そして再び、新宿へ。

…?

………??

あれ?

ということで、めちゃくちゃ気に入ったので、レンタル期間終了前に新品を購入!
サブ機として使っていたFUJIFILMを下取りに。

とてもいい景観

何だかレビューのようなタイトルにもかかわらず、何でもないただの購入報告となってしまった。
レビューできるような専門知識がないから仕方がない。

とりあえず、今後はこの3台とPENTAX Qと Q7、オールドコンデジで写真を撮っていく予定なので、まずはクセつよのSIGMA fpに慣れることからスタートしようと思う。



📷SIGMA fp

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