人生の第一曲線
人生を一本の線で表したら、どのようになるだろうか?
人生を一本の線で表したものを「第一曲線」という。
第一曲線が表した意味を理解し、どうすれば幸せになるか考えたい。
人生の第一曲線とは何か?
一言でいうと“一本線二つ点三段階”、つまり“一本の線で二点によって三段階に分かれる”ということである。
誰もが生まれてからずっと成長し続けるが、人生は大きく分けると三段階に分けられる。知識、経験、人脈などを蓄える時期、あるタイミング(突破点)でチャレンジして一気に成長できる(お金、家族、知名度、地位など)時期。そして、最後には不幸(極速点)にぶつかってそこから転落する時期。
三段階について
“貯金期”は一番長い時期で、つまらない。
“成長期”は一番変化が激しく、人生が楽しい。
“落下期”は一番悲しく、どうしようもない。
チャレンジの目的は?
チャレンジの目的はただ一つ、それは「成長するため」である。
成長スピードと成長期間は“成長期”にとって二つの重要な要素である。
成長スピードを左右するのは“貯金期”にどのぐらいの苦労をしたかということ。“貯金期”の期間が長ければ、“成長期”の伸び幅が激しい。
成長期間を左右するのは三つのパターンがある。一つは個人の環境(業種、技術、会社)、もう一つは決心(新規事業、起業)、最後の一つは非連続チャレンジ(リスタート)。
パターン①:個人の環境。将来メインになるであろう業種を経験したり、技術を持っていた方が成長期間が長いし成長しやすい。また、上昇中の会社に勤めるのは将来的に成長価値がある。(他人の成功と共に成功するパターン)
パターン②:決心(新規事業、起業)。その中で、結構チャレンジングなのは新規事業、もしくは起業することだ。未来を予測して人より早く行動する人間は勝ち組になるけど、リスクも高い。自分に負けることではなく、他人に負けるか、または他の会社に負けるのは一番死因である。(自分が他人を連れて一緒に成功するパターン)
パターン③:非連続チャレンジ(リスタート)。そして、成長するために最高のパターンは非連続チャレンジである。あるチャレンジで極速点になる前に、次の未来に向けにスタートする。(自分を革命してさらに高い山をチャレンジするパターン)
連続チャレンジと非連続チャレンジ
パターン①とパターン②は連続チャレンジで、一本の線の上で調整しながら進化すること。例を挙げると、会社の場合AppleがIphone3から11まで連続で商品をバージョンアップすること。
パターン③は非連続チャレンジである。同じ業界で自己革命する。例を挙げると、電報→有線電話→Nokia→ガラケー→スマホ。
突破点と極速点
突破点を乗り越えたい?どうする
残念ながら大体の人はここで止まる
突破点を超える方法
目標を明確にして、そして計測ができるKPIを設定する。
勉強をしっかりする、目的を持って知識を吸収して繰り返して練習する。
継続してやっていく。
極速点は必ず来る
《テクノロジーとイノベーション―― 進化/生成の理論》の著者W・ブライアン・アーサーは、「従来のテクノロジーから新しいテクノロジーへと必ずしも速やかに移行するわけではない」と主張する。なので、極速点は必ず来る。また、極速点を超えたらその先は落ちるしかない。
そうすると、極速点の判断が大事になってくる
極速点になる判断標準
⒈コア能力がマイナス10倍のギャップになる時
会社の例を出すと
1970年、日本政府の指示に従い、何社かがDRAMの製造にチャレンジした。その当時DRAMはアメリカのインテルが市場シェアを100%制覇していた。
1980年、アメリカ製DRAMのベスト商品の欠品率は、日本製の低レベル商品の欠品率より5倍高いことが判明した。
1981年、日本製の64Kは高性能と低価格でアメリカ製に勝ち、価格は28ドルから6ドルにまで安くなった。コア能力においてマイナス10倍のギャップが生まれたのである。
インテル社はこの段階で極速点だと判断し、DRAM事業を停止すると同時に、CPU新規事業を開始した。
⒉バカの理論
一年の自分を振り返る際に「自分はバカだったな」と思わなくなったら、おそらくそれは極速点で、成長が止まる時期に到達したということを意味する。
《PRINCIPLES(プリンシプルズ) 人生と仕事の原則》の著者もこのように言っている「もし一年前の自分はバカだったと思わなくなったら、それは一年間で何も勉強できてないということを意味する」。
「10倍のギャップ」と「バカの理論」で極速点を予測できる、判別するためにはどうしたらいい?
極速点を乗り越えたい?どうする?
自分が極速点にあったら非連続チャレンジしかできない、それも人生の第二曲線である。
第二曲線を作るためには基本的に以下の方法がある
●新規人生(新規事業)をする
●会社をチャンジする
●部門をチャンジする
●起業する
第二曲線については次のnoteで説明する。
ちなみに、情報時代において世界は小さくなった。その代わりに時間も早くなった、つまり当然成長も早くなる。《Scale: The Universal Laws of Life and Death in Organisms, Cities and Companies》の著者によると、極速点が来るのも早くなっている、「人たちは機械で素早く走っているだけではなく、隣のもっと早く動いているマシンに飛び込んでいく!!」
また、わずかな人が第二、第三…の曲線と非連続で成長し続けるけれども、
第一曲線に全力で成長できれば幸せな人生になるということは間違いない。
質問:
身の回りで突破点を超える例をあげてください
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