創流7 ~恩師に『創流』を捧ぐ~
勇壮なる調べ、生命と生命の交響、ついに貴方は立ち上がった
そのリズムと旋律に、舞われるところの一挙手一投足の核たる一心は
並みいる人々の胸中なる鏡に、同一なる幸福と平和の象徴の何たるかを映し出し
心と心の共鳴は、素直なる表現となって、その振る舞いに厳然と現れる
一点を中心に方位を結んで、瑞々しき指先の輝きから放たれる波のさざめきの如き波動は
生命の伎楽と久遠の大音声をともにする
久遠の証明は、四つの柱を浮かび上がらせ
周囲の重力は次第にやわらぐ
二つの象徴より大音声は放たれ、人々は眼に光を得る
生命の奔流は、その淵底を揺さぶり、空間の際を超えんとする
いよいようち鍛えられた鋼の如く
往年の軛を断って
一点の曇りなき、自身の空へ