みんな知らない発音が変化した日本語
バツイチ子持ち京大卒元メガバンカー現ライターの総一郎(人生2周目)です。
昨日『みんな間違えがちな日本語』という記事を書いたので今日も日本語について。
実は本当はこの発音が正しかったらしいぜって話。
#昨日の記事はこちら
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▼ みんな知らない発音が変化した日本語
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発音を間違えやすい日本語のNo.1は「雰囲気」だと思う。
漢字の勉強をするまで僕は「ふいんき」だと思ってた。
でも漢字を見れば一目瞭然。
正しい発音は「ふんいき」だ。
漢字を習うまでは自分の耳で聞いたまま単語を覚えていくので、こういった間違いは避けられない。
僕が小さい時住んでいたマンションには管理人さんがいたのだが、
親たちが「かんりにんさん」と言っているのを聞き間違えて、
その人のことを「かんりりんさん」という人なのだと思っていた。
リスニング能力にも限界が有る。
同じように、発音を間違えやすいのはcommunicationだろう。
英語で綴を見るまでてっきり「コミニュケーション」だと思っていたが、
正しくは「コミュニケーション」だ。
最近は「コミュ障」という言葉もよく使われるようになったので誤用してる人は少ないかもしれないが、
小さい頃は勘違いしていた。
こういった誤用がなぜ起こるのか?
Google先生に聞いたところ、理由はシンプルで
「発音しづらいから」
だという。
たしかに「ふんいき」より「ふいんき」の方が言いやすい。
このように、「ん」と「い」の発音が入れ替わってしまうことを
「音位転倒」というらしい。
この音位転倒、実は気づかぬところで起きていたのだ。
僕もGoogle先生に聞いて知ったのだが、
秋葉原 あきはばら ← あきばはら
山茶花 さざんか ← さんざか
これらの単語、実は音位転倒した誤用が定着してしまったものだそうだ。
たしかに、漢字をよく見れば、秋葉原も「あきばはら」だし、山茶花も「さんざか」だ。
ただ、市民権を得すぎて、こっちが正用になってしまったのだ。
みんな知ってた?
僕は結構衝撃的だった。
「雰囲気は漢字を見ればどう考えたって『ふんいき』やん!」
って思ってた。
同じように、音位転倒が定着していない時代、
「秋葉原は漢字を見ればどう考えたって『あきばはら』やん!」
って思ってた人がたくさんいただろう。
にも関わらず、気づけばそういう人たちが少数派になり、
今では漢字を見たってその違和感に1mmも気づかないのだ。
「雰囲気」も100年後くらいには「ふいんき」で定着しているのかもしれない。
言葉って面白い。
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