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ふつうの日 【創作台本・世にもになるまで書いてみた・あじふらいclassic・全5話】

~あらすじ~
とある学校の昼休み。
代わり映えの無い日常に、男子生徒だけは違和感があるようで・・・

これまでの話はこちら!

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○ 高校・教室

 昼休みの教室。
 友達同士で昼食を楽しむ生徒・一人でスマホゲームに熱中する生徒・机に伏せた状態で昼寝中の生徒と、各々が昼休みを満喫している。
 女子高生3人(A・B・C)の会話。
 女子高生Aの単独カット 女子高生Bに頼み込んでいる。

A ねぇ~ 数学の課題見せて~

 女子高生Bの単独カット 紙パック飲料を置き、女子高生Aを叱る。

B だめ。見せません。ここ最近ずっとそうじゃん。
  たまには自分でやらないと。
A ね゛ぇ~ そんなこと言わないでよ~ 後でジュース奢るからさ~ 
B ・・・一度も貰った試しないんですけど。
A そ、それは金欠だったからしょうが無いじゃん!
  あ、そだ。今日はジュースに加えてグミもつける。。。
B イヤですー。自分でなんとかしてくださーい。
A ・・・もういいもん! 【Cの名前】は見せてくれるよね??

 女子高生Cの単独カット うなり声を上げながら昼食(鶏の丸焼きと果物)を貪る。風貌は肌色は緑・全身に鱗・ワニのような鋭い牙・ぬーべーのような鬼の手。人間ではなく「獣」そのもの。イメージはセーラー服を身に纏ったブランカ。

C グルルルル・・・ バウッッ!!
A ほら~ 誰かさんとは大違いだね~ じゃ遠慮無く~

 女子高生A 女子高生Cのカバンから、数学の課題を躊躇することなく抜き取る。

B 【Cの名前】、甘やかしちゃダメだって!
C グルルルル・・・

 女子高生C 女子高生A・Bに構わず、昼食が乗っていた皿までも貪る。
 女子高生のやり取りを遠くから見ている男子生徒のカット。

男 ・・・・・・・・・。

 黒板に書かれた日付のカット。
 タイトルテロップ『ふつうの日』


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あじふらい【奇妙な世界を目指して962日目・現在135作目・毎日21時に投稿】
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