ぎゃる・ぷらねっと【世にもになるまで書いてみた・あじふらいclassic・36作目・全7話】

～あらすじ～
時は20XX年。今よりも宇宙がもっと身近になった未来。　　
宇宙人と地球人の交流は活発となり、
宇宙用自動車の普及や宇宙服の軽量化によって、
誰でも簡単に宇宙へ行けるようになった。
これはそんな未来で起こったある男の話･･･

これまでの作品はこちら！

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○　宇宙空間

　宇宙空間に一機の宇宙船がどこかへ移動中。
　同時にナレーションが流れる。

ナ　時は20XX年。今よりも宇宙がもっと身近になった未来。
　　宇宙人と地球人の交流は活発となり、
　　宇宙用自動車の普及や宇宙服の軽量化によって、
　　誰でも簡単に宇宙へ行けるようになった。
　　これはそんな未来で起こったある男の話･･･

　宇宙船内にカメラがズームアップしていく。

○　宇宙自動車内

　車内では1人の男が自分の星に帰る途中。
　自動運転モードに切り替えている。
　主人公　スマホを操作中。オンラインゲームに夢中。
　突然LINEの着信音が。ゲームを邪魔され不機嫌に。
　しかも公式LINEからのお知らせ。

主　（舌打ち）ｳｯｻﾞ･･･。ｷｴﾛﾖ･･･。

　主人公　ブツブツと文句を言う。
　その時、目の前に大きな隕石が！

主　ｱ･･･

　主人公　大声を出す暇も無く正面衝突。
　白い光に包まれる。

○　けんきゅ～じょ・けんきゅ～しつ

　主人公　目が覚める
　研究台の上で大の字にされている。

主　ｴ･･･　ｺｺ･･･　ﾄﾞｺ･･･？
？　あ～　やっと起きた～

　主人公の目の前に現れたのは白衣姿のギャル（所長）。
　
主　ﾜ!!!!　ｺ、ｺﾜｲ･･･！
Ａ　おはよ～　オタクく～ん。今ね、キミを「けんさ」してたんだ～
Ｂ　大丈夫だよ～　痛くないからね～

　奥から次々と白衣姿のギャル達が。
　黒も白もヤマンバも多種多彩。
　主人公　逃げようとするも手足を固定されていて逃げられない。
　大切なスマホも透明な箱に「ほかん」されている。

主　ｱ･･･!　ﾎﾞｸﾉｽﾏﾎ･･･！　ｶｴｼﾃ･･･！　ｶｴｼﾃ･･･！
所　今はだ～め。後で返すから！　じゃ早速始めよ～
Ｃ　りょ～　てかさコイツ、コンタクトの方がビジュよくね？
Ｄ　たしかに～　めっちゃちゅき～
　　ねぇ、わかちゃむもそう思うでしょ？

　Ｄ　1人のギャルに話しかける。
　その名は「わかちゃむ」。茶髪ロングで清楚系。
　わかちゃむ　主人公のデータに興味津々で聞いていない。

所　おい。無視すんな。
わ　ご、ごめん！　なんかあげぽよ～って感じ？

　わかちゃむの言葉に一同凍り付く。

わ　･･･え。もしかしてワタシ、また変なこと言っちゃった？？
　　激おこぷんぷん丸にさせた感じ？？
Ａ　うるせぇよＢＢＡ！　いちいち古いんだよ！
わ　･･･ごめん。
Ｂ　マジで盛り下がるわ～　
わ　ほんとにごめん！　えっと、メスどこだっけ･･･

　わかちゃむ　探し始めるや否や、変なボタンに触れてしまう。
　すると主人公の手足を縛っていた器具が外れる。
　主人公　隙を見て逃げる。

主　ﾜ･･･ﾜ･･･！
所　（大声で）あ！逃げた！！捕まえて！

　所長の声で、ギャル達は一斉に主人公を捕まえる。
　主人公　あっさり捕まる。
　わかちゃむ　オロオロしたまま立ち尽くしている。

所　わかちゃむ！　ボ～っとしないでよ！
　　ほらそこに「ますい」あるから！
わ　え、でも･･･
所　いいから！！
主　ﾔﾀﾞ･･･！　ﾔﾀﾞ･･･！！

　主人公　「ますい」と聞きわめき始める。
　わかちゃむ　「ますい」を持ちゆっくりと主人公に近づく。

わ　（小声で）･･････ごめんね。

　わかちゃむ　主人公に麻酔を打つ。

主　ｲﾀｲ･･･!

　主人公　麻酔が効き寝てしまう。