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アヤカの一番長い日【創作台本・世にもになるまで書いてみた・あじふらいclassic・全8話】
~あらすじ~
女子高生のアヤカは、クラス一のイケメン・キョウヤに片思い中。
バレンタインデーに手作りチョコを渡すはずが家に忘れてしまった。
友人・ミキの提案で泣く泣く学校近くのコンビニで代わりのチョコを買うことに。
そこで買ったのは「絶対に両思いになれるチョコ」という不思議なチョコで・・・
これまでの話はこちら!
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○ バス停(2月14日・月曜日・朝7時半)
朝のバス停。吐く息も白くなるほど寒い。
ミキ、バス停横のベンチで誰かを待っている。
バスがやってくる。アヤカが下りてくる。
ミ (嬉しそうに)おはよ!アヤカ!
ア ミキおはよ~ あれ?今日早く来るって言ったっけ??
ミ ふっふっふ! 私の勘を見くびらないでくれたまえ、アヤカくん!
ア (呆れて)ま、いいや。早く行こ。
ミ ね~ 無視しないで~!
ミキ、アヤカにくっつく
ア も~近いよ~!
ミ だって寒いんだも~ん てかさ、今日早いのってもしかして・・・
ア わかってるでしょ。キョウヤくんにこれを渡すため・・・ あれ?
アヤカ、カバンを漁る。
ア (血の気が引いて)ない・・・。
ミ え!? 家に忘れたの!?
ア そうみたい・・・
ミ 今から戻・・・れないか。
ア どうしよう・・・ せっかく作ったのに・・・
アヤカ、泣きそうになる。
ミ う~ん・・・ とりあえずコンビニで作戦会議しよ!
ミキ、アヤカの手を引っ張り、コンビニに向かう。
ア ちょ・・・! ミキ・・・!!
2人、最寄りのコンビニへと向かう。
○コンビニ (2月14日・朝7時40分)
2人、コンビニに入店。
アヤカ、失意の中お菓子売り場に向かう。
不運にもチョコはほとんど売り切れ。チロルチョコしかない。
ア ・・・これじゃ喜ばないよね。チョコじゃないのにしよっかな・・・
アヤカ、ため息をつく。
ミ ねー!アヤカこっち来て!!
ア ん・・・?
アヤカが呼ぶ方に向かうと、ミキが嬉しそうな顔で棚を指さしていた。
そこには「バレンタイン売り場」。板チョコが1枚売れ残っていた。
しかも「絶対に両思いになれるチョコ」。
ア ・・・なにこれ!?
アヤカ、パッケージの裏側を見る。
ア 「あなたの好きな人にこのチョコを渡してください。食べると絶対に両思いになれます」。
ミ これ買った方が良いって! だって「絶対に両思いになれる」んだよ!?
ア ほんとかなぁ・・・? 怪しくない・・・?
ミ いいから! ほら買った買った~
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